【さあ、投票へ。】「投票所あっちいかんねプロジェクト」大学生が街を歩いて呼びかけ 若者の投票率を上げたい 福岡
FBS福岡放送
衆院選の投開票は27日です。近年の選挙で目立つのが、20代を中心とした若者の投票率の低さです。福岡市の大学生の団体が、衆院選の投票率を少しでも上げようというプロジェクトを進めています。
■大学生たち 「よろしくお願いします。投票です。」 声を上げる大学生が手にしているのは、矢印の形をした手作りのプレートです。指し示す先は、この日、期日前投票所が開設された福岡市役所です。 題して「投票所あっちいかんねプロジェクト」。企画したのは、若者と政治をつなぐ活動をするNPO法人「ドットジェイピー」福岡支部の大学生です。 ■ドットジェイピー 福岡支部・河藤大和さん(19) 「僕らよりも少し上の若い人たちも、これを機に投票に行ってもらって、少しでも政治に興味を持ってほしい。僕らが興味をかき立てられるように頑張らないと。」
全国でおよそ580人の大学生が所属するドットジェイピーのメンバーが危機感を抱いているのは、若者の投票率の低さです。前回の衆院選では20代の投票率が最も低く、福岡県は全国平均も下回っています。 ■ドットジェイピー 福岡支部代表・池浦遥さん(19) 「政策として若年層にメリットがないという言い方があっているか分からないのですが、政治家が悪いわけではなくて、投票に行かない自分たちが悪いんじゃないかなと思う。政治家は自分たちの代表者なので、形作るのはやっぱり自分たち。」
多くの若者たちに投票してもらうために、プロジェクトでは期日前投票所の案内をするほか、27日に投票所になる場所を撮影してSNSに投稿。さらに街を歩きながら店や公民館に飛び込みで、投票所の方向を示すプレートの掲示を交渉します。 ■麺処∞ 店主・前山偉さん 「学生さんがこういう取り組みをされているのは、すごくいい。『政治が動く』は確かにその通りで、関心が少ないなというのが一番なので、そういう若者が増えてくれたらと今回、引き受けさせていただきました。」