俳優・金子ノブアキが最近起きた“恐怖体験”明かす「寝てたら窓から“ゴン!”と聞こえて……」
実力派俳優としてNHK大河ドラマ『麒麟がくる』、Netflixシリーズ『今際の国のアリスseason1.2』など数々の映像作品に出演する傍ら、バンド・RIZEのドラマーとしてミュージシャンの顔も持つ金子ノブアキさん。瞬時に放たれるエネルギーは、演技でも音楽でも人の心を掴んで離さない。出演する最新映画『マッチング』は、アプリから始まった出会いの恐怖を描く新感覚サスペンス・スリラー。マッチングアプリの運営会社プログラマー役を好演した金子さんに、今作の見どころ、最近あった恐怖体験、演技と音楽に通ずるものについてインタビュー。 大人の色気…実力派俳優とミュージシャンの顔を持つ金子ノブアキ【写真を見る】
寝ている間に窓から……心臓が止まりそうな恐怖体験
――本作のテーマが「身近すぎるアプリから始まる恐怖」ということで、最近身近に起こった恐怖体験はありますか? えーなんだろう!(笑) 寝室が1階なんですが、ベッドの横が大きな窓なんですね。寝ていたら、窓から「ゴン!」と突然大きな音が聞こえて飛び起きました。多分、近所の野良猫が追いかけっこをして曲がりきれずにぶつかったんだと思うんですが……あれは本当にびっくりしましたね。急いで起きて窓を開けたときにはもういなかったので、一瞬猫じゃないかも、とも思いました。誰かが何か投げつけてきたのかな、とか。でも確認したとき、猫の背中っぽいのが見えた気がして。恐怖体験ではないですが、心臓が止まるかと思いました(笑)。 ――心霊現象的な恐怖に耐性はある方ですか? 霊感とかはないと思っていますが、雰囲気が悪いところは何となく嫌な感じがします。たとえばホテルなら、部屋変えてもらおうかな、みたいな。
美術の力は大きい。極端だけど、僕は何もしてない
――作中に登場する団地のセットがとても不気味で怖かったです。 そう! 強烈でしたよね。美術チームのすごさを感じました。セットが作られる前の状態も見せてもらっていて、そこが廃墟なのですでに味があるんですけど。色味や置いてあるものなど、本当に細部にわたって美術チームのこだわりが結集したセットでした。それぞれのキャラクターの背景がわかるような細工も散りばめられていたので、役を演じる上でヒントにもなりました。「このセリフ言えるかな」と不安に思いながら現場に行っても、深く考える前に台本通りやって一発でOKが出るのは、美術チームが作るセットの力が大きい。極端な言い方をすると、僕は何もしていないような感じです。