中村静香、久々のセーラー服姿に懐かしさ 女優業は「常に必死」 36歳の心境や結婚願望も語る
――Netflixシリーズ『金魚妻』などで年相応の大人な役どころも演じつつ、今回のような制服姿の役も務められるのは、演技の幅はもちろん、童顔で何歳になってもかわいらしいという、そこもきっと大きな武器ですよね。 どうなんでしょうね(笑)。でも、いろいろな役を演じさせていただけるのはありがたいです。 ――美しさをキープするために心がけていることを教えてください。 35歳を超えて、やっぱり健康が一番だなと思ったので、より健康に気をつけるようになりました。気持ち的に溜め込むと、体調に影響が出たり、顔など表面にいろいろ出てくると思うので、なるべく溜め込まず過ごすようにしています。
それぞれの現場で芝居だけでなく人としても学び
――20年以上芸能界で活動されていますが、今のお仕事に対する思いややりがいをお聞かせください。 やり切った後の達成感があります。お芝居の現場に限らず、ありがたいことに今までバラエティだったり、マラソン番組に携わっていた期間もありますが、一つのことをとことん考えて、みんなで同じ目標に向かって進んでいくというのは楽しいです。 ――女優業に関しては演じる喜びも大きいでしょうか。 そうですね。でも、役によって、現場によって、毎回違うので常に必死です。やってもやっても終わったあとに必ず反省点が出てきて、満足できないからこそ成長につながるのかなと。 ――9月9日に36歳の誕生日を迎えられましたが、30代後半になって心境の変化などありましたか? 想像していた30代後半はもっと大人だと思っていて、想像とは違いましたが、今は今で楽しいです。 ――想像していたイメージを教えてください。 結婚して家庭があって、というのを想像していましたが、まだ独身で。今はすごく仕事が楽しいです。でも、結婚願望はあるので、まだ結婚も諦めてはないです(笑)
――20年以上芸能界で活動されてきた中で、ご自身の変化や成長をどのように感じていますか? いろんな現場に育ててもらっているなという感覚があり、それはお芝居だけに限らず、人としての部分もすごく大きいなと感じています。現場で素敵な人柄の方に出会うと、この人のこういうところを見習いたい、自分もそういう人間になりたいと思って吸収させてもらったり。お芝居をする場ですが、人としてみんな関わっているので、役者である前にまず人としての部分をきちんとしたいなという思いがあります。人との会話でも、「あの言い回し失礼だったかな」って、家に帰ってお風呂に浸かりながら1日を振り返って反省したり、そんなことの連続です。 ――中村さんが素敵だなと感じる人柄とは? 人と違う部分があっても、それはその人の個性であり、良きものとして捉えている方は、一緒にお仕事をしていても気持ちがいいなと。十人十色という前向きな捉え方をしている方は素敵だなと思います。それだけに限らず、大変な時に何も言わずに温かく見守ってくれる方など、いろんな素敵な方がいらっしゃるので、いいところを真似させてもらおうと心がけています。 ――今後の人生や活動はどのように思い描いていますか? 今回、薫を演じていて素敵な感情や考え方をもらっていますが、今まで演じてきた役からもいろいろな影響を受けています。これからもいろんな役と出会って、新しい感情や考え方を知ることができるのが楽しみで、どの役や現場でも吸収して成長していけたらと思います。 ■中村静香 1988年9月9日生まれ、京都府宇治市出身。2003年、「第9回全日本国民的美少女コンテスト」本大会出場。その後、女優として幅広く活躍。近年の主な出演作に、ドラマ『法医学教室の事件ファイル』シリーズ、『緊急取調室』シリーズ、『恋と弾丸』(22)、『光る君へ』(24)、Netflix『金魚妻』(22)など。
酒井青子