ステレンボッシュと国枝栄調教師＝栗東トレセン（撮影・岩川晋也）

ステレンボッシュは阪神JF、桜花賞に続き栗東滞在で調整。環境にすっかり慣れて、6日のCWコースでは馬なりで6ハロン88秒7－12秒4をマークするなど元気いっぱいだ。手綱を取った田村助手は「最後の反応で〝来たな〟と思いました。自分からスムーズに加速していたし、大丈夫でしょう。春より雰囲気がいいですね」と笑みを浮かべた。 紫苑Sを1分56秒6のコースレコードで制した関東馬クリスマスパレードも先週から栗東入りして調整している。加藤士厩舎はコラソンビート（フィリーズR2着）などで栗東滞在の実績がある。安瀬助手は「栗東に来てからもイライラせず、カイバも食べています。右回りは中山で勝っている。自分のペースで運べたら」と話した。 コガネノソラは初の年長馬相手となった前走のクイーンSを快勝。51キロと斤量の恩恵があったとはいえ、鮮やかだった。その後はここを目標に調整され、3日には美浦Wコースで6ハロン82秒5─11秒3をマーク。「力みがなかったし、反応も良かった。前回より落ち着いているのもいいですね」と手綱を取った丹内騎手も満足げだ。 ボンドガールは2走前のクイーンSで2着、前走の紫苑Sは3着。距離を延ばしながら好走を続けている。手塚調教師は「前走は開幕初日の馬場で、よく差してきたと思う」と評価。中間も順調で2日には美浦Wコースで6ハロン82秒7―12秒0を計時した。「（稽古を）しっかりやれているのがいい」と体調の良さを伝えた。