強制収容日系人に市民勲章 共和「反トランプ派」にも授与 米大統領
【ワシントン時事】バイデン米大統領は2日、第2次大戦中の米政府による日系人強制収容に反対し、連邦最高裁で勝訴した故ミツエ・エンドウさんに大統領市民勲章を授けた。 訴訟は、米国に忠誠を誓う市民の拘束は認められないとする最高裁判断につながり、バイデン氏は「多くの日系米国人が故郷に戻り、生活再建できた」とたたえた。 共和党「反トランプ派」の代表格リズ・チェイニー元下院議員にも授与。同氏はトランプ次期大統領の支持者が2021年1月に連邦議会を襲撃した事件を調査する下院特別委員会の副委員長として、トランプ氏の責任を追及した。 大統領市民勲章は米市民の「国家や国民に貢献した模範的行動」を顕彰するもので、大統領が文民に与える2番目に高位の勲章。今回は20人が対象となった。