【チャンピオンズC】レモンポップら前走交流重賞組の古馬優勢 新星セラフィックコールに立ちはだかる壁あり
8枠不振は今年も続くか
今年のダート界のキーワードは、ミックファイア南関東三冠達成、そしてシニスターミニスター産駒と上がり馬。ミックファイアはここにはいないが、同じシニスターミニスター産駒の先輩チャンピオン・テーオーケインズが出走する。 【ジャパンカップ2023 注目馬】脚質、展開問わず力を発揮、能力は断トツのNo.1! SPAIA編集部の注目馬を紹介(SPAIA) 上がり馬といえば、5戦無敗でみやこSを奪取したセラフィックコールだ。迎え撃つ側にも今年は国内無敗のレモンポップがいる。勢いを感じるダート界の活性化はチャンピオンズCでひとつの答えに行き着くか、楽しみでならない。データはレース名が変わり、中京施行になった2014年以降9回分を使用する。 1番人気【2-3-0-4】勝率22.2%、複勝率55.6%、2番人気【2-0-0-7】勝率、複勝率22.2%、3番人気【1-3-3-2】勝率11.1%、複勝率77.8%と上位3番人気以内が軸に最適だ。とはいえ、4、6、8、12番人気も勝っており、一発大駆けもある。8番人気の複勝率も33.3%と高く、中京のGⅠらしく、ひとひねりが必要だ。 年齢別成績では少数の3歳が【2-2-1-11】勝率9.5%、複勝率31.3%と確率面でリードする。今年、セラフィックコールはもちろん、ドゥラエレーデなど複数がエントリー。一気に頂点に駆けあがりたいセラフィックコールにとって味方になるデータだ。 古馬は4歳【2-0-1-31】勝率5.9%、複勝率8.8%より5歳【3-2-3-23】勝率9.7%、複勝率25.8%が優勢で、6歳【2-4-2-22】勝率6.7%、複勝率26.7%もいい。急坂があるコーナー4回のダート中距離GⅠともなると、タフさがスピードを上回りやすいようだ。 枠番別成績は毎年見ている気もするが、8枠【0-0-0-17】と好走がない以上、紹介し続ける。このデータはいつ破られるだろうか。20年1番人気クリソベリルも4着に負け、外枠が好走条件のカフェファラオも21年4番人気11着なので、どうも8枠はよくない。今年はどの馬が入るのか。もしも人気馬が入るのであれば、消してもいいかもしれない。確率論的に好走する方に張るのは冒険というものだ。