黒田前日銀総裁ら春の叙勲 桐花大綬章に大谷直人氏
政府は2024年春の叙勲受章者を29日付で発表した。今回最高位の桐花大綬章は大谷直人前最高裁長官(71)に授与。旭日大綬章に石井隆一元富山県知事(78)や平野博文元官房長官(75)ら8人が選ばれた。黒田東彦前日銀総裁(79)らに瑞宝大綬章が贈られる。 受章者は桐花大綬章1人、旭日章984人、瑞宝章3123人で計4108人。このうち女性は旭日双光章の義太夫節演奏家の竹本越孝(本名・高橋孝子)さん(70)ら435人で全体の10.6%。民間人は1888人で46.0%を占めた。 旭日大綬章は他に菅野博之元最高裁判事(71)、清野智元JR東日本社長(76)、佃和夫元三菱重工業社長(80)、富田茂之元財務副大臣(70)、三村明夫前日本商工会議所会頭(83)、森田富治郎元第一生命保険社長(83)。瑞宝大綬章には井上明久元東北大学長(76)、西川克行元検事総長(70)も選ばれた。 学術研究分野では、口述記録「オーラルヒストリー」の第一人者で政治学者の御厨貴東京大名誉教授(73)らが瑞宝中綬章。