「オジサン、今こういうのが定番です」ユーロワークジャケット風ユニクロJWアンダーソンが売れる理由
今シーズンも相変わらず、大好評のユニクロ×JWアンダーソン。今回は、その春夏コレクションの中で、唯一のアウターに着目しました。これが一見普通のジャケットですが、実はかなりの"高コスパ“アイテムなんです。それでは早速検証していきましょう。果たしてその実力は? 【写真】この記事のユニクロのジャケットのデザインと着こなしを見るならこちら
■デザインと生地の実力は?
ミッドセンチュリー期に生まれた多彩なデザインから着想を得た、という今シーズンのコレクションは、まさにシンプルモダンなデザインのアイテムが揃った印象です。その中でも特に推したいのが、こちらの「コットンジャケット」。 近年注目を集めているユーロビンテージを彷彿とさせるテーラード型のワークなデザインに、アートな雰囲気を感じずにはいられない1着に仕上がってます。 フレンチワークを感じさせるラペルのカタチに、ウエストには現代的な"機能性+アクセント“となるデカポケットを搭載。フロント3つボタンに、たっぷりとした身幅のボックスシルエットは、アメリカンなカバーオールを感じさせます。プラスチックのボタンの質感もボディに合っていて、細かい点でもマイナス要素がなく好印象です。 胸ポケットを表ではなく裏に配置する事で、機能性はそのままに、ステッチをデザインにしているのも◎ 背面はノーベント仕様で、全体的に無駄を省いたシンプルな設計になっています。それでいて、シルエットやデザインにより今っぽいジャケットに感じられるのは、さすがJWアンダーソンといったところ。とりあえずTシャツに羽織れば様になるバランスになっています。 そして、コットン100%かつカジュアルなオックスフォード地なのもポイントです。基本的にはシャツに用いられる生地ですが、こちらは厚みがありしっかりとジャケットになっています。カラー展開こそホワイトとネイビーの2色展開と少ないですが、コットン100%なら思い切って染めるのも有りでしょう。ここまで条件が揃っていて、価格は6990円…。ユニクロ恐るべし。
■サイズ選びと着こなしは?
サイズは普通に着て大きめです。あまりオーバーサイズにならないようにだけ注意しましょう。コーディネートはシンプルに「白T×デニム」くらいが潔くていいですね。ワークテイストなので相性はバッチリですし、テーラード型なのでキチンと感もあります。エイジング具合に注意すれば使い勝手の良いアイテムなので、手持ちの服と組み合わせやすいというのもメリットですね。 発売時期がもう少し早ければ、売り切れててもおかしくなかったアイテムだと思います。少し寝かす事になったとしても、買っておいて損はないでしょう。是非お試しください。