吉田優利は米ツアー継続参戦へ予選会も視野 「次に生かせるような大会に」
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 事前(4日)◇かねひで喜瀬CC(沖縄)◇6670yd(パー72) 【画像】吉田優利は笑顔が多い マサチューセッツ州で行われた米ツアー「FM選手権」を終えた吉田優利が日本に到着したのは開幕2日前の火曜日夜。一夜明けたこの日はプロアマ戦の待機選手として、欠場した竹内美雪に代わって午後0時30分からアウト9ホールをプレーした。 気温は25度前後でも湿度は70%。「暑さがすごい。時差ボケはあるけど、それよりも湿気がすごくて」と晩夏の沖縄に驚いた。 理想のスイングやプレーを追い求める一方で、結果にもこだわりたい。今季から主戦場を移した米ツアーでポイントランキングは来季シード圏の80位以内に対し、現在128位。オハイオ州で行われる19日開幕の「クローガー・クイーンシティ選手権」など残り9試合で数試合出場できる可能性はあるが、立場は極めて厳しい。「夏前からずっとQシリーズ(来季ツアー出場権をかけた予選会)に向けて準備はしている」と覚悟は決まっている。 そんなタイミングでの国内メジャー出場。「自分の調子は自分が一番分かっている。結果を求めながら、大事にしたい部分をしっかり見つけて次に生かせるような大会にしたい」と話す。国内ツアーは5月「ブリヂストンレディス」以来で「楽しみにしていた」という。 強行日程になることを踏まえ、今週のかねひで喜瀬CCは8月「ポートランドクラシック」後、米ツアー出場のなかった2週間を利用して帰国、下見済みだ。「今日は、そういえばこんな感じだったなと思いながらラウンドしていました」。米国から日本への長距離移動で体は「しゃきっとする感じではない」。初日は午後0時25分のティオフ。「しっかりギリギリまで休んで、日曜日に向けて調子を上げていけたら」とコース攻略に挑む。(沖縄県名護市/石井操)