朝倉あき、奮闘「歌舞伎町弁護人 凜花」お色気シーンにも挑戦
女優・朝倉あきの民放連ドラ初主演作「歌舞伎町弁護人 凛花」(BSテレ東・土曜深夜0時、テレビ大阪・土曜深夜0時56分)が今週末に第4話を控え、注目を集めている。松田康志原作、花小路ゆみ作画の同名コミックの実写ドラマ化。朝倉は六本木の法律事務所を追われ、不本意ながら歌舞伎町にある父親経営の事務所で働くことになった弁護士、美鈴凛花を演じている。演技力があり、美形なルックスの朝倉が、ミニスカボディコンに身をつつみ、シリアスなシーンありコミカルなシーンあり、そしてお色気シーンもあり、ドラマを牽引する。
逆境にめげず正義感に燃える活躍ぶりが爽快
歌舞伎町の雑居ビルの一室。夜になるとブラインド越しにネオンの光が射し込む。そんなうらぶれた事務所に訪れる客は、キャバクラ嬢をはじめワケありの人物ばかり。おしゃれで洗練されたオフィス、クライアントも一流企業ばかりという六本木ゴージャス法律事務所の敏腕弁護士だった凜花にとっては、屈辱的ともいえる状況だ。そんな逆境にめげず、これまで経験したことのない依頼に戸惑いつつも、持ち前の正義感に燃えて案件に当たる凜花の活躍ぶりが爽快だ。事務所を凜花にゆだね失踪中の父親、花太郎(渡辺裕之)がどのようにストーリーに絡んでくるのかも、興味をそそられる。
女優として上昇気流に乗る中でつかんだチャンス
朝倉は1991年生まれの27歳。2006年の第6回東宝シンデレラオーディションでファイナリストとなり、芸能界へ。07年にドラマデビュー、NHK朝ドラの出演経験もある。「かぐや姫の物語」(2013年、高畑勲監督)では主人公・かぐや姫の声を担当して注目を受けるも14年に芸能活動を一時休止、15年に復帰した。 そんな実績のある朝倉だが、昨年あたりからがぜん、注目度が高まってきた。18年5月公開の主演映画「四月の永い夢」(中川龍太郎監督)は第39回モスクワ国際映画祭で2冠に輝いた。秋には池井戸潤氏の小説を原作としたドラマ「下町ロケット」(TBS系)で佃製作所の若きエンジニア、加納アキ役で確かな存在感を見せた。そして今年に入り2月に公開された、やはり池井戸氏原作のミステリー映画「七つの会議」(福澤克雄監督)では紅一点の女性社員役を演じるなど、上昇気流に乗る中での民放連ドラ初主演だ。