経済効果は“7,000億円” 洋上風力発電事業者決定への期待と懸念 青森県つがる市・鰺ヶ沢町・青森市
RAB青森放送
青森の日本海側の洋上風力発電について事業者は経済効果を「7000億円」と試算しました。 地元では期待が高まる一方懸念の声も聞かれました。 つがる市・鰺ヶ沢町沖の洋上風力の発電事業者に選ばれたのは日本最大の発電会社「JERA」など3社でつくる「つがるオフショアエナジー共同体」です。 計画では海底に直接固定するタイプの風車41基で最大出力は61万5,000kWとし2030年6月の運転開始を予定しています。 建設からの撤去までの地域への経済波及効果は7000億円と試算しています。 風車の部品や資材の調達、運搬運転管理などで地元業者の利用が期待されています。 ★つがる市 倉光弘昭市長 「経済的にも地域の振興策にしても様々な効果が期待できますので、事業者さんと一体となってやっていきたいと思っています」 漁師からは漁への影響を懸念する声も聞かれました。 ★鯵ヶ沢町の漁師 「来ないのが1番心配だよね魚が」 「(建設に)ほんとうは反対した人もいる」 風車の組み立てなど建設拠点となる基地港湾は青森港としていて、西市長は期待感を示しました。 ★青森市 西秀記市長 「ひじょうに感慨深いものがありまして大きなクリスマスプレゼントとなりました」 「共同体の取り組みを支援するとともに若者をはじめとした地域雇用の促進と地元企業の参入支援に取り組んでいきたいと考えています」 JERAはRABの取材に対し「責任をもって本事業の開発を進め地域経済の発展と持続可能な社会の実現に貢献してまいります」とコメントしています。