渡辺満里奈さん「閉経後の体の変化に備えてタップダンスを」更年期をポジティブに過ごす秘訣
テレビやラジオ、雑誌などで活躍し、50代に入ってからも生き生きと周囲を明るくし続けているタレントの渡辺満里奈さん。健やかに更年期を乗り切る『大人の女史会』プロジェクトを発足して活動する渡辺さんに、更年期との向き合い方についてお聞きしました。
受け入れた方がラク!更年期との付き合い方
――現在53歳、今が更年期真っただ中という渡辺満里奈さん。日々、仕事も家庭生活も忙しいと思いますが、更年期はどんな感じなのでしょう? 渡辺満里奈さん(以下、渡辺満里奈) 更年期の症状って、割と性格によるものも大きいらしいと聞きました。きっちりした性格の真面目な方は、少し重くなる傾向があるそうで。 逆に、私みたいに大ざっぱで、ザックリしたタイプの楽天的な人は、そこまで重くならない傾向があるみたいです(笑)。だからという訳ではありませんが、女性なら誰にでも来るものだと考えて、前向きに受け止めていこうと思っています。 ――実際、更年期の不調は重いですか? 渡辺満里奈 更年期初期の、なんとなく体がだるいとか「あれ?」という小さな変化から始まって、最近は肌とか口とか、いろんな場所の乾燥が気になっています。とはいえ、積極的に病院に行く方ではありませんでしたね。 でも先日、婦人科医の先生とお話しする機会があって、やっぱり更年期以降の女性は、かかりつけの先生がいるのといないのとでは全然変わるのだなと思いました。 体や心に変化が起きるのはもう受け入れるしかない。だとしたら正しい効果的な対処方法を知ることで、心が軽く、体をラクにできるんじゃないかなって。
先輩!中尾ミエさんに教わった更年期対策は?
――渡辺さんは普段から健康管理をしっかりされている印象です。普段から実践している健康法などはありますか? 渡辺満里奈 疲れやすくなった頃、体力をつけようと始めたのがピラティス。今もムリのない程度に続けています。 そして、最近気に入っているのがタップダンス。『大人の女史会』(※下記後述)のメンバーで、中尾ミエさんにお話をお聞きする機会があったんです。中尾さんは10年ぐらい前からタップダンスをやっていらっしゃるそうで、それで骨がすごく丈夫だと伺って。 ちょうど閉経後は骨が弱くなると聞いて、何か対策をしなければと思っていたときだったのでこれだ!と。 実際、始めてみたら、自分の体が楽器になるような感覚がすごく楽しいんです! 難しいステップなんかは、なかなか覚えられないんですけどね(笑)。これからも続けたいと思っています。 ――運動はしんどいという人もいますが、渡辺さんは楽しそうです。 渡辺満里奈 更年期の初めの頃、体がだるかったり疲れがとれなかったりする時期がありました。そうすると、気持ちがふさいで、新しいことにチャレンジしたり行動しようという気力が減っていって……。その状態が続く方がしんどいと思うんです。 別にムキムキマッチョにならなくてもいいんです。軽いエクササイズをしたり、ピラティスをしたりして、ほどよく筋肉をつけるだけで、体が変わっていくのを感じます。 体が軽くなって、心も軽くなりますよ。