西日本は今夜以降 山地を中心に大雪のおそれ 関東も19日（木）は北風冷たく
北日本の日本海側や北陸は、きょう（水）午後も雪や雨の降る所が多い。積雪の多い地域はなだれや落雪に対して、雨量が多くなっている北陸の平地は土砂災害に注意が必要だ。西日本の日本海側も、あす（木）午前中にかけて、山地を中心に大雪となるおそれがある。平地でも所々で雪の積もることが予想されるため、積雪や路面の凍結による交通障害に注意が必要だ。
夜間に状況悪化の可能性
強い寒気が西回りで流れ込むため、今夜以降は西日本でも雪の影響の出始める所がありそうだ。とくに今夜遅くからあす（木）昼前は、中国、四国、九州北部の山地を中心に大雪となり、平地でも雪の積もる所がある見込み。四国の瀬戸内側など、普段あまり雪が降らない地域を中心に、路面凍結による車の立ち往生、交通機関や農作物への影響に注意が必要となる。
北陸から北の日本海側は、あす（木）日中も雪や雨の降る所が多く、真冬並みの寒さの続く所が多そうだ。東・北日本の太平洋側は広く晴れるが、空気がカラカラに乾いた状態が続く見込み。あす（木）は冷たい北風が吹いて、暖房器具に頼る場面が増えると思われる。火の元の管理、手肌の乾燥対策を続けるようにしたい。
週明けは寒い
20日（金）は冷たい風はおさまるが、午後は西日本や関東など雲の広がる所が多い見込み。夜遅くには西日本の日本海側や関東の沿岸で雨や雪の降り出す所があり、東京都心も久しぶりに空気が潤いを取り戻すかもしれない。ただ、関東は土曜日の日中は天気が回復して気温が上がり、再び空気が乾いてきそうだ。
21日（土）の夜以降、22日（日）にかけては、日本の上空に再び強い寒気が流れ込む見通し。北陸や東北の日本海側の山沿いを中心に、週明け月曜日にかけて、雪の量が多くなりそうだ。太平洋側はくっきり澄んだ青空が広がるが、風がかなり冷たいので体調管理に注意が必要となる。 （気象予報士・高橋和也）
