与座がゴンナパーにKO勝利は何と“バンデージ巻かず”グローブ着用!「自分、極真なんで違和感あるんです」
7月7日に行われた『K-1 WORLD MAX 2024』(代々木第二体育館)のワンマッチ[-63.5kg契約/3分3R・延長1R]にて、K-1ライト級王者の与座優貴(team VASILEUS)が元K-1ライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)に、1Rに飛び膝蹴りを含む3度のダウンを奪うKO勝ち。 本日8日行われた一夜明け会見では、これまでとの違いはグローブの下にバンデージを巻かなかったことを打ち明けた。与座は素手、素足の競技である極真空手の世界大会の軽量級優勝の実力者で、素手のほうが慣れており力まないという。K-1のルールブック22条には「素手でのグローブ着用は認められる」とある。 【フォト】与座がゴンナパーをKOする連続写真、極真時代に素手で戦う与座の貴重写真も 与座は一夜明け会見で昨日の豪快KOを振り返り「自身の課題はクリアできた、もう一段上に行けた。脱力感だとか、詰め方、距離。3月の試合は酷かった。それを意識して練習してきたのでそれが克服できた」と脱力が一つのテーマだったと語る。 「今回違うのはバンデージ巻かなくて素でやったんですよ。なんか自分は普段練習からバンデージ巻かなくて、元々極真っていうのもあって。極真は素手でやってたんでバンデージ自分で巻けないぐらい使わないんですけど、普段巻かないのに試合で巻くとやっぱり違和感があって、パンチに力みが出たりするんで。運営さんに許可を得て、今回素でやったら本当パンチ打ちやすくて、そこが一番違いました」と語った。 さらに試合でもゴンナパーの最初一発目の蹴りで余裕も出たという。「最初、ゴンナパーが強いミドルで威嚇で振ってきた時に、すごく仕上げてきたと思った。逆にその威力が自分の想像を超えて来なかったので、これはもらったなと思いました」とその自信を語る。さらに、その後ロープで攻撃を受けていたが「いつもなら焦って固くなってたと思うけど、しっかり脱力しながら受けたりしてたので、焦らず試合運びができた。試合しながら“これできてる、これできる”を実感しながら試合ができました」と余裕のある戦い方ができていたようだ。 試合の組み立ては同じ所属チームの武尊、野杁からももらっていたというが、「倒した飛びヒザ蹴りだったり、カーフからつなぐフックとかは、雅和さん(渡辺雅和トレーナー)と練っていた。一発で決まったんで倒れているゴンナパー選手を見て自分が一番びっくりしてましたね。入っちゃった!みたいな。自分で伝えたり雅和さんからだったり、先輩方にこれいいんじゃないっていうのをもらって、ずっと何ヶ月も作ってたんで。もうはまりすぎましたね」とこれまで積み重ねた作戦と練習も勝因だ。 今後については、ゴンナパーが直近の一番の大きな山ととらえていたため、まだ無いと言うが、与座の進化にベルトの防衛、強豪外国人などの対戦など期待される。