【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】長島大介が地元ビッグ出走へ望みをつなぐ自力勝負
<15日・岸和田競輪・5日目> <記者コラム・野口雅洋の1000円勝負> 長島大介が4走目の5日目2R、捲っての今節初勝利にうれしそうだった。「着はいまひとつだったけど、自分の中では状態は良かった。ここでも動いて1着が取れたし」と自力戦が多い今回、ようやく結果が出てにっこり。 関東勢には勢いがある。今回のファイナル進出は小林泰正だけだが、先月のダービーでは5車が決勝入り。原動力は長島と同県の眞杉匠、坂井洋や茨城の吉田拓矢、その他でも森田優弥、今回決勝入りの小林ら強力な若手自力型が台頭してきたことが大きい。勝ち上がれば、長島も彼らと連係できる場面も多くなる。「そこに入っていけるように。次は勝ち上がりたい」と、ビッグでの活躍を目指す。 9月には地元の宇都宮で共同通信社杯が行われる。だが、「今期はFⅠ優勝がなくて、出場権が取れませんでした」とさびしそうだ。 いちるの望みは残っている。長島も「推薦してもらえたらうれしいですけど」と言うように、共同通信社杯にはスポンサー推薦での出場枠(3名以内)がある。最終日も共同通信社にアピールする走りを見せたい。 ▼5R(長島大介) SS山口拳矢ら、相手に不足はない。ここも自力で前々に攻めて、杉森輝大と栃茨で決める。6=8―157、6―17―178。 ▼8R(藤井侑吾) 今大会で最も成長を感じさせた若手。東口善朋をも振り切って白星へ。2―15―1579、2―5―46。