“パニック安”の衝撃 世界も急落…東京に続きNY市場も 今後は?
日テレNEWS NNN
5日、東京株式市場はかつてない“パニック安”となりました。株価の歴史的な暴落で、証券会社は鳴りやまない電話の対応に追われました。株価下落は日本だけでなく世界各地で起きています。 ◇ 5日午後8時頃、東京・銀座投資家バー「STOCK PICKERS」では…
大町怜央フィールドキャスター 「投資家が集まる投資家バーではきょう(5日)の株価が表示されていますが、マイナスを示す赤一色になっています」 歴史的な、“大暴落”の日に、話題はやはり… 「日経、下げすぎですよね」 5日の日経平均株価です。
──この下落は歴史的? 「歴史的だと思います。ただ慌てることではないと。日経平均は(いつかは)上がっていくものだと信じているので」 その投資家たちが口にしていたのが、「ブラックマンデー」というカクテル。 大町キャスター 「かなり苦いですね…」
記者(5日午後3時すぎ、東京証券取引所) 「東京株式市場、歴史的暴落の日となりました。日経平均株価の下げ幅は過去最大となりました」 週明けの東京株式市場で、日経平均株価は過去最大の下げ幅となり、先週末に比べ4451円28銭安い3万1458円42銭で取引を終えました。
1987年にアメリカで株価が大暴落したブラックマンデー。その翌日に記録した下げ幅を超え、過去最大の下げ幅を更新しました。 ◇ 半年前、バブル超えの最高値に沸いた都内の証券会社。5日は売り注文の相談が殺到し、電話が鳴りやまず─ 証券会社の担当者(5日午後) 「下げ止まんないから、売りがどんどん絶え間なく出てくるような悪循環」 「パニック安」の引き金となったのは、アメリカの景気後退への懸念と、先週、日銀の利上げなどをうけて進んだ円高です。
年明けから上昇を続け、2月にはバブル超えの最高値を更新した日経平均株価。7月には4万2000円台まで上がりましたが、下旬頃から大幅下落を繰り返し、先週金曜日(2日)は3万5000円台に。 そして5日、4500円近い史上最大の下げ幅となりました。 ◇ 株価下落は、日本のみならず、ヨーロッパの株式市場でも5日、代表的な株価指数が3パーセントを超える下落。ことし2月以来の安値をつけました。