米国、日本への中距離空対空ミサイル売却承認-最大36.4億ドル規模
(ブルームバーグ): 米国は3日、米航空・防衛大手RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)製造の中距離空対空ミサイルを日本に売却することを承認した。売却額は最大36億4000万ドル(約5700億円)規模。
武器売却の承認は、長年にわたる日米の同盟関係を強調する動きだが、バイデン大統領は同日、その一方で安全保障の観点から、日本製鉄によるUSスチールの買収計画を阻止すると正式に発表した。
米国務省は声明で、今回の売却は米国の外交政策および国家安全保障に整合するものであり、日本が自国および駐留米軍を守るのに寄与すると指摘した。
声明によると、日本政府は最大1200発の先進中距離空対空ミサイル(AMRAAM)「AIM-120D-3」および「AIM-120C-8」、関連機器や予備部品などの売却を米国に要請していた。同ミサイルは、日本が運用する戦闘機「F-15」や「F-35」から発射できる。
原題:US Backs Potential $3.64 Billion Sale of Missiles to Japan(抜粋)
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Courtney McBride