【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】桑原大志が準決2着 7年ぶりのGⅠ決勝
<15日・岸和田競輪・5日目> 桑原大志が、2017年5月の京王閣ダービー以来、約7年ぶりにGⅠ決勝に進んだ。単騎で臨んだ準決12R、打鐘過ぎまで三谷竜生―山本伸一の奈良勢を追走していたが、鐘3半で寺崎浩平―古性優作―山田久徳の後位に「空いていたので。勝負権のある位置だと思った」と切り替えた。 終3半、古性が寺崎を残しながら外に持ち出すと、今度は古性後位にスイッチ。抜け出す古性に続き、2度目のGⅠ決勝をつかみ取った。「とてもうれしいです。みんなが『おめでとう』と言ってくれる。それがうれしい」と静かに話した。 7年前との違いは「同県に清水裕友という強い選手が出てきた。裕友と一緒に自分も乗りたいと思って頑張ってきました」。準決敗退の清水は「大志さんが乗れてうれしい。自分も乗れればよかったんですけど」と申し訳なさそうだった。 桑原はそのダービー決勝で、人気薄ながら三谷竜生に続く2着。賞金を積み上げて、その年のグランプリにも出走した。今回も、周囲が驚くようなストーリーが待っているかもしれない。