「24時間テレビ」で株を爆上げした「やす子」の今後 ネットで酷評「上田晋也」は「業界内評価は落ちていない」
あれこそ芸風
「旧ジャニーズのタレントが担ってきたメインパーソナリティーを設けない代わりに、第3の司会者として抜擢されたのが上田でした。ところが、SNS上では《出演者へのイジりがキツイ》《バカにしてる感じがして不快》などと言う声が上がったのです」 上田はくりぃむしちゅーではツッコミの担当だから、それが持ち味だ。それでも「24時間テレビ」では、その芸風をかなり抑えているように見えた。例えば、やす子がマラソンをスタートさせるときには、こんな声をかけていた。 上田:やす子、くれぐれも無理しないようにな。責任感、強いから、最後まで走んなきゃいけないと思うだろうけど、途中でやめてもいいんだくらいの気持ちでやったほうがいいぞ。極端な話な、15分でやめてもいいんだから! いや、もうちょい走れ。でも、無理はすんな! 言葉遣いは先輩芸人としてのものだろう。持ち上げたり落としたり、でも、心配もする。 「MCを務めるバラエティー番組『上田と女が吠える夜』(日テレ)では女性ゲストたちに遺憾なくツッコミ、スポーツ番組『Going! Sports&News』(同前)ではアスリートを持ち上げつつツッコみ、トーク番組『おしゃれイズム』(同前)ではゲストを招いたトークもできる。万能型と言っていいでしょう。それでもチャリティー番組の司会としては違和感を覚えた視聴者もいたようです。今年の『24時間テレビ』が、とりわけ番組に批判的なネット民から注目されていたということや、他の総合司会である水卜麻美アナ(37)や羽鳥慎一アナ(53)と比べられてしまうところもあったとは思いますが」 業界としての評価も下がったのだろうか。 「あれこそ上田のスタイルであり、芸風ですからね。視聴者が鼻白む寸前で“イジり”を回避したのはさすがの腕前でした。彼を起用した制作サイドとしては、想定内のツッコミで期待通りの進行役だったと思います。業界での評価が下がることはありません」
デイリー新潮編集部
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