強制わいせつ容疑で書類送検の南城市長「無実を証明していく」 辞職否定 初の会見、説明は5分35秒 沖縄
元運転手の女性の体に触ったとして、沖縄県警に強制わいせつ容疑で書類送検された古謝景春南城市長が8日午前、南城市役所内で記者会見を開いた。古謝市長は「無実を証明していく」と疑惑を改めて否定し、市長職を続ける考えを示した。市長の説明は5分35秒、冒頭の司会の説明を入れて約6分の記者会見だった。 【写真】市長から「キスされた」「胸触られた」「飲み会で太もも触られた」 セクハラ回答9件
古謝市長は2022年12月9日夜、南城市内を走行中の公用車の車内で市長車運転手だった女性にわいせつな行為をした疑いで5日、那覇地検に書類送検されている。県警は起訴を求める厳重処分の意見を付けた。 古謝市長は会見の冒頭、「市民の皆さんに大変なご心配をかけて深くおわびする」と述べたが、「現段階では書類送検に関する具体的な内容を把握していないことから詳細な内容のお話をすることはできないが、これまでも真摯に対応してきた。これから始まる検察の捜査にも全面協力し、無実を証明する」と訴えた。 また、任期満了まで職を続けるのかという質問に対しては、「はい。やっていないから」と続投を明言した。起訴されても、「無実を証明する」と主張した。 古謝市長の記者会見は、2023年12月に琉球新報の報道で問題が表面化してから初めて。しかし、「公務のため」(秘書防災課)と言って5分間と時間が区切られ、質疑を求める記者がいるのを打ち切り、古謝市長は市役所を後にした。
古謝市長の書類送検を受け、南城市議会の中立・野党の市議は8日、古謝市長に辞職要求を申し入れた。与党市議の一部からも「県警が起訴を求める意見を付けて書類送検した事実は大変重い」と深刻に受け止める意見が出ている。
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