田中圭“宏樹”「俺は美羽のこと愛してる」、フラグ立ちまくりな展開に視聴者不安<わたしの宝物>
松本若菜が主演を務めるドラマ「わたしの宝物」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第4話が11月7日に放送された。“托卵”の事実とまではいかなくても美羽(松本)の裏切りが分かってしまうことを予感させるラストの衝撃。視聴者の間では、美羽の夫・宏樹(田中圭)を心配する声が多数上がっている。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】喫茶店のマスター・浅岡(北村一輝)にアドバイスを求める宏樹(田中圭) ■男女3人のもつれあう感情を描く“ひりつく大人の恋愛ドラマ” 本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って生んで育てる「托卵(たくらん)」を題材にした、ひりつく大人の恋愛ドラマ。大切な宝物を守るために悪女になることを決意した1人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く。 托卵という禁断の選択をする主人公・美羽を松本、美羽の夫で大手商社に勤める優秀な会社員だが家庭では美羽にキツく当たり、モラハラまがいの発言をたびたび浴びせている神崎宏樹を田中圭、美羽の中学生のころの幼なじみで、学生時代からお互いに思いを寄せていた冬月稜を深澤辰哉(Snow Man)が演じる。 ■美羽を心配する宏樹 宏樹ほどに第1話からガラリと印象を変えるキャラクターも珍しいのではないか。モラハラは簡単に許せることでもないが、仕事でのプレッシャー、さらに上司と後輩の板挟みと、そのストレスをぶつけてしまったことを明かして謝罪。なにより、その後の変化が好印象につながっている。 第4話では、亡くなったと思っていた冬月と再会して動揺する美羽の様子がおかしいことに気付き、眠れないと聞けばハーブティーを淹れ、かつて好物のクリームシチューを作ってあげるなどした宏樹。その優しさは、美羽にとっては罪悪感が募ることにもなってしまうのだが、宏樹は“産後うつ”ではないかと思っていた。 「何かあるなら言ってね、仕事ならなんとでもなるからさ」という言葉は、モラハラしていたときにはなかったこと。さらには「俺は、美羽のこと、愛してるから」と思いを改めて伝えた。 娘の栞がいるから笑っていられる。そして、そんな家族を増やしてくれた美羽も。宏樹が気遣うのは、いま一番大事にしたい2人だからだ。 ■宏樹を“推し”と言う真琴の危うい存在感 夫婦の再生であれば、宏樹の変化は幸せだ。けれども、美羽には“托卵”という秘密がある。そのため、美羽だけでなく、見ているこちらも苦しさが募る。宏樹の「愛してる」という言葉は、残念ながらその後のフラグになってしまうように思われた。 仕事で冬月が経営するフェアトレード会社の事業パートナー・莉紗(さとうほなみ)と会い、莉紗が説明した冬月の人物像から「どんな人とも同じ目線に立つことができる方なんですね」と言ったことも、その後の修羅場になったときを考えると不穏だ。 そして、美羽の親友・真琴(恒松祐里)に相談に行ったこともフラグの一つになった。ラストで美羽と冬月が会っているところを真琴が目撃してしまったからだ。振り返れば、真琴が宏樹のことを「推し」と公言してきたことも、「美羽さんのこと、年が離れてても親友だと思ってるんで」と美羽に直接言ったこともそうだ。 次回予告では、真琴が宏樹に美羽の裏切りを話す描写があり、視聴者からは「ヒリヒリどころじゃない」「親友そうきたか」といった声が上がった。また、「宏樹が壊れそう」と心配も広がっている。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部