新NISA「月3万円・5万円・7万円」を20年・25年で積立投資シミュレーション、気をつけたい注意点まとめ
2024年から新NISA制度が始まり、はや半年が経過しました。これを機に実際に投資を始めたという方もいるのではないでしょうか。 ◆【写真4枚】新NISA「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の概要。2枚目以降では、実際の積立投資シミュレーション結果などを掲載。 投資にはリスクが伴いますが、多くの資産を投資に回し、高い利回りで運用できれば効率よく資産を増やせる可能性があります。 こちらの記事では、新NISAで月3万円・5万円・7万円を投資したケースのシミュレーション結果を解説します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
積立投資をするなら新NISA「つみたて投資枠」を検討して
NISAとは「少額投資非課税制度」の略称で、一定額まで非課税で投資できる制度です。 通常、投資で得られた運用益に対して20.315%が課税されますが、NISAを活用すれば非課税となります。 効率よく資産形成を行ううえで、NISAは利用すべき制度といえるでしょう。 なお、新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に分かれています。コツコツと積立投資を行いたい場合は、つみたて投資枠を活用しましょう。 つみたて投資枠の年間投資枠は120万円(制度全体で1800万円)です。毎月10万円まで積立投資を行えます。 次の章からは、金融庁の積立投資シミュレーションを利用して「月3万円・5万円・7万円」を資産運用したときに期待できる結果を確認していきましょう。
月3万円・5万円・7万円を20年を積立投資するとどうなる?
毎月積立投資に回せる金額は、各家庭の収支状況や家族構成によって差があるでしょう。以下で、月3万円・5万円・7万円を積立投資した場合のシミュレーション結果を解説します。 ●月3万円を20年・25年かけて積立投資したときのシミュレーション 月3万円を20年・25年かけて積立投資したシミュレーション結果は以下のとおりです。 【積立期間20年の場合】 ・利回り3%の場合:985万円(元本720万円、運用益265万円) ・利回り5%の場合:1233万円(元本720万円、運用益513万円) ・利回り7%の場合:1563万円(元本720万円、運用益843万円) 【積立期間25年の場合】 ・利回り3%の場合:1338万円(元本900万円、運用益438万円) ・利回り5%の場合:1787万円(元本900万円、運用益877万円) ・利回り7%の場合:2430万円(元本900万円、運用益1530万円) ●月5万円を20年・25年かけて積立投資したときのシミュレーション 月5万円を20年・25年かけて積立投資したシミュレーション結果は以下のとおりです。 【積立期間20年の場合】 ・利回り3%の場合:1642万円(元本1200万円、運用益442万円) ・利回り5%の場合:2055万円(元本1200万円、運用益855万円) ・利回り7%の場合:2605万円(元本1200万円、運用益1405万円) 【積立期間25年の場合】 ・利回り3%の場合:2230万円(元本1500万円、運用益730万円) ・利回り5%の場合:2978万円(元本1500万円、運用益1478万円) ・利回り7%の場合:4050万円(元本1500万円、運用益2550万円) ●月7万円を20年・25年かけて積立投資したときのシミュレーション 月7万円を20年・25年かけて積立投資したシミュレーション結果は以下のとおりです。 【積立期間20年の場合】 ・利回り3%の場合:2298万円(元本1680万円、運用益618万円) ・利回り5%の場合:2877万円(元本1680万円、運用益1197万円) ・利回り7%の場合:3646万円(元本1680万円、運用益1966万円) 【積立期間25年の場合】 ・利回り3%の場合:3122万円(元本2100万円、運用益1022万円) ・利回り5%の場合:4169万円(元本2100万円、運用益2069万円) ・利回り7%の場合:5671万円(元本2100万円、運用益3571万円)