ウオッチナビ編集部が選ぶ個性派クロノグラフ3選
腕時計には数多くの種類があるが、中でも“花形”と位置づけられるのがクロノグラフ。2023年も終わりに近づいているが、各メーカーより個性と魅力あふれる新作クロノグラフが次々と発表されている。今回は、その中から【ルイ・モネ(LOUIS MOINET)】【レイモンド・ウェイル(RAYMOND WEIL)】【エドックス(EDOX)】から3モデルをピックアップして紹介する。 【関連画像】レイモンド・ウェイル「フリーランサー バスキア スペシャルエディション」のディテールを紹介
2つの複雑機構が共演する「インパルション」
ルイ・モネが世界限定28本で発売した「インパルション」は、クロノグラフにトゥールビヨンを組み合わせた特別な一本だ。“クロノグラフが最も美しく見える時計”をコンセプトに開発された「メモリス」がベースとなり、同モデルに搭載される、文字盤側にクロノグラフ機構全体を配置した独自開発のムーブメントにトゥールビヨンを組み込むことで、2つの複雑機構の共演を実現している。
このクロノグラフとトゥールビヨンの精緻な動きを鑑賞しやすいように、風防のクリスタルサファイアガラスをドーム型に成型。42.50mm径の18Kローズゴールドケースには、色鮮やかなブルーのインナーベゼルとアリゲーターストラップを装備し、ゴールドの時分針、レッドのクロノグラフ針を用いることで、メカニカルな表情に彩りを与えている。 手巻きムーブメント、キャリバーLM114は、片方の香箱の天地をひっくり返すことで、2つの香箱が連動し、クロノグラフとトゥールビヨンを制御するための膨大なエネルギーを供給。限れたスペースに効率的にパーツを収めるこのボルテフェイス構造の採用により、96時間もの強力なパワーリザーブを実現させた。まさにエンタメ性と実用性を兼ね備えたモデルなのだ。
ルイ・モネ「インパルション」
Ref.LM-114.40.20 2640万円 スペック:手巻き(Cal.LM114)、毎時2万8800振動、96時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターレザーストラップ。直径42.5mm。3気圧防水。世界限定28本。 ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。