小野寺昭「石原裕次郎さんは僕にとって永久のボス」 『太陽にほえろ!』で活躍した車たち
俳優の小野寺昭さん(79)が、かつて出演していた伝説の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』で、登場人物たちが乗っていた愛車、さらに出演者との撮影秘話を明かしました。 【画像】これまでの人生を愛車と振り返った小野寺昭さん 1972年から放送を開始した『太陽にほえろ!』は、個性あふれる刑事たちの活躍を描いた人気ドラマ。小野寺さんは、初期メンバーとして8年間、おしゃれで優しい・島公之(しま・きみゆき)、通称“殿下”を演じました。
■登坂能力が高い“マカロニ”の愛車
萩原健一さんが演じていた、“銃を撃ちたい”という理由で刑事になった“マカロニ”。イタリアの西部劇の総称、マカロニ・ウエスタンから名付けられたといいます。 そんな、“マカロニ”がドラマで乗っていた愛車は『スズキ ジムニー』。1970年に、初代LJ10が唯一の四輪駆動軽自動車として発売したこの車は、でこぼこ道やぬかるみなど、どんな悪路も走破するパワーを発揮。排気量360ccでありながら、傾斜を登る登坂能力は2000ccクラスと肩を並べるほどでした。 小野寺さんは、『ジムニー』を前に「僕とゴリさん(竜雷太さん)も、マカロニが乗らない時に乗りましたよ」と懐かしみました。さらに、久々にハンドルを握ると「ハンドルがすごく軽い。これは、どんな悪路も平気だね。エンジン音がバイクだね」と乗り心地を明かしました。 『ジムニー』に乗りながら、撮影当時を振り返った小野寺さん。萩原さんについて「役に入りこむと無鉄砲な感じでしたが、普段は口数も多くなくて物静かでした」と人柄を明かしました。
■“ゴリさん”が愛用 爽快な走りと安全性能
押しの一手、“ゴリ押し”で捜査を進めることから、名付けられた竜雷太さん演じる刑事・“ゴリさん”。そんな彼の愛車は、『トヨタ スプリンター』でした。姉妹車の『カローラ』よりも、上級かつスポーティーに設定され、短距離走者“スプリンター”の名がつく爽快な走りと、安全性能を両立していました。 実際に乗車し、アクセルを踏んだ小野寺さんは「いまの車と変わらない。ちょっと踏み込むとスピードが出そう。ハンドルも軽い。(ドラマに登場する)七曲署の車なので、僕が乗ることもあった」と振り返りました。 またゴリさんのキャラクターについて、「女性に弱いキャラで、女性を取り調べる時に“殿下、ちょっと代わってくれよ”と交代する場面があった」とドラマを回顧しました。