<強者に勝て!・’21センバツ下関国際>戦力紹介/下 強心臓の左腕が柱 /山口
エースは左腕・古賀康誠選手(2年)。中国大会は準決勝までの3試合で先発を任され、準決勝では初完封勝利を収めた。最速138キロでスライダーが武器。満塁のピンチにも動じない強心臓が持ち味だ。 打たせて取る投球で、普段はリリーフとして活躍している松尾勇汰選手(同)は中国大会決勝で先発を任された。この冬、スライダー、ツーシーム、カーブなど投球の幅を広げている。140キロ近い速球の仲井慎選手(同)や、キレのある右サイドスローが武器の長琉之介選手(3年)がそろう。 投手陣をリードする捕手は守優雅選手(同)。坂原秀尚監督は「分析力があり、冷静な判断ができる」と評価する。 昨秋の県大会では失策10個だったが、3週間後の中国大会では2個にまで減らし、持ち前の守備力が安定してきた。仲井選手と、森凜琥選手(2年)らが二遊間を守り、外野陣は実践練習を繰り返して、ポジショニングを徹底してきた。片桐優介選手(3年)、赤瀬健心選手(2年)、水安勇選手(同)ら50メートル6秒台の俊足が、広い守備範囲を誇る。【堀菜菜子】(学年は新学年) 〔山口版〕