猛暑だと「電気自動車」の充電は難しいって本当? 日本では「ガソリン車」のほうがコスパはいいの? 年間コストを比較
暑い日の多い日本ではガソリン車にすべき?
「猛暑が多い日本では、電気自動車よりガソリン車を選んだほうが良いのかな?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。 結論を言うと、暑い日が多いからといって電気自動車が適さないわけではありません。確かに、真夏の猛暑日は充電効率が下がるときもありますが、ガソリン車にしてもエアコンの稼働でバッテリーが上がる可能性があります。 ガソリン車はエンジンの力でエアコンコンプレッサーを動かしているため、夏場にエアコンを使うと燃費が悪化するケースも考えられます。どちらを選ぶにせよメリット、デメリットはありますが、環境への配慮や燃費の問題を考えると、電気自動車を選んでも良いでしょう。
コスパが良いのはガソリン車? 電気自動車?
電気自動車とガソリン車を比較する際の項目の一つに、コストパフォーマンスがあります。 日産が提供している「ガソリン代vs電気代 コスト比較シミュレーター」で月間と年間コストを比較してみましょう。比較する電気自走車とガソリン車の条件は、以下の通りです。 【電気自動車】 ●車種:日産リーフ ●バッテリー容量(航続距離): 40kWh(332キロメートル) 【ガソリン車】 ※車種は設定せず、以下の項目で比較します。 ●月間走行距離:370km ●燃費(km/L):20km ●ガソリン単価(円/L):175円 結果は、ガソリン車の月間コストは3238円、年間コストが約3万8850円となり、電気自動車の月間コストは1025円、年間コストが1万2304円となりました。 トータルの差額は、月間コストが2213円、年間コストが2万6546円です。車体価格だけを見ると、ガソリン車よりも高額な傾向がありますが、長期的なコスパが良いのが電気自動車といえそうです。 さらに、電気自動車はグリーン化特例やエコカー減税、環境性能割などの補助金、減税制度も活用できます。 ただし、車種や地域の電気料金、ガソリン価格などによって、実際のコスパは変動します。また、部品のメンテナンスや修理、車検費用も考慮する必要があるため、細かいコストは最寄りの販売店に確認しましょう。
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