パスを投げるＱＢ磐田（日本アメリカンフットボール協会）

　「フラッグフットボール女子・世界選手権・３位決定戦、日本４１－４０オーストリア」（３０日、ラハト） 【動画】驚異的なパスカットの瞬間！全員が喜び爆発 　５点を追う日本は試合終了まで残り４５秒でＱＢ磐田千紘からＣ森永瑚雪へのＴＤパスが決まり逆転。相手の最後の攻撃で得点を許さず、大接戦を制して銅メダルを獲得した。 　国内各チームから選抜された選手による日本代表が出場するようになった２０１８年大会以降では初のメダル獲得。桑原昂司ヘッドコーチは「昨年のアジア・オセアニア大陸選手権で優勝して世界ランキング３位となった。他国はまだまだそうは見ていなかったと思うが、これで世界３位ということを証明できた。次の大会で米国とメキシコを倒せるよう、明日からでも準備していきたい」とコメント。主将の近江佑璃夏は「本当に安心したところが大きい。決勝進出を目標にしてきたが、準決勝でメキシコに負けてしまい、きょうは勝つしかない勝負だった。絶対に勝てると信じながら、最後までやり抜けた」。フラッグフットボールが追加競技となった２０２８年ロサンゼルス五輪へ向けて、大きな弾みとなった。 　日本の試合最終盤の攻防は米プロフットボールＮＦＬが公式Ｘ（旧ツイッター）でも話題に。残り２７秒で、オーストリアの第４ダウンギャンブルでのパスをＣＢ樋口智子が防ぎ、勝利を決定付けた場面を「日本が第４ダウンでの驚異的なパスカット　銅メダルを獲得！」と動画とともに投稿した。