クラシコに0-4敗戦のレアル・マドリー、アンチェロッティ「エンバペがオフサイドに引っ掛かり過ぎ?問題はそこではなく決定力だ」
26日のラ・リーガ第11節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバルセロナ戦を0-4で落とした。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、バルセロナの1点目が勝負を分けたとの見解を示している。 【動画】ラミン・ヤマルが最年少ゴール! 前半をスコアレスで終えたマドリーだが後半になって大量失点。54分、56分にレヴァンドフスキ、77分にヤマル、84分にハフィーニャの得点を許してクラシコで大敗を喫することになった。 試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、次のような感想を述べている。 「1点目までは均衡していた。私たちは前半に高いインテンシティーでもってプレーしたが、決定力を欠いてしまったね。リードを奪えたはずだが、逆に彼らに2点を先取されてエネルギーを削がれた。そこから、違う試合が始まったんだ。私たちはリスクを冒して攻撃を仕掛け、スペースを手にした彼らが何度もチャンスをつくった」 「前半の内容は良かった。ああしたプレーを続けていかなくてはね。もちろん辛いし、困難な時期にいるのは分かっている。しかし、すべてをゴミ箱に捨てる必要はない。ただ最後の30分間を忘れればいいだけだ」 「シーズンは長く、何かをあきらめる必要などない。今は学ぶときなんだよ。私たちは最後にした敗戦でも学んだし、今回だって同じことが起こるはずだ。ここから逆転しなければならない。チームはもっと良いプレーを見せることができるはずで、実際にそうしていくつもりだ」 マドリーはこの試合で12回オフサイドに引っかかったが、とりわけエンバペが何度も副審にフラッグを上げられていた。 「彼らがハイプレスを使うのは分かっていたが、そこを突き切れなかった。エンバペはチャンスを手にし、何度かオフサイドに引っかかっていたね。しかし3~4回の決定機があり、必要なのは決定力の方だった」 「バルサがリーガで、相手チームを65回オフサイドにしていたことは知っていた。だが私たちはGKとの1対1の場面を4回つくったんだ。ゴールを決められなかった、ということなんだよ」 決定力不足、チームがリアクションを見せなかったこと……アンチェロッティ監督は何を一番心配しているのだろうか。 「私たちはすぐに立ち上がらなくてはいけない。ミスをするまで、私たちは良いプレーをしていた。このまま戦い続ける必要がある。私たちは過去にもここでバルサに0-4で敗れたが、その後リーガとチャンピオンズ優勝を果たした。以前のように戦い続けよう。今季のチームは、昨季のチームからそこまで離れていない」 「8月23日のチームはエネルギーがなかったが、今日はそれがあった。問題は、2失点をすればリスクを冒さなければならないということだ。強敵相手にリスクを冒せば、危険なのは当然だろう。1-2としていたら状況は違っていたはずだがね」 「私たちには解決すべき問題がある。今日、前半は高いインテンシティーでプレーし、後半も良い形でスタートさせたが、彼らのゴールがすべてを変えてしまった。これは心理的な問題でもある。戦術的なものではなくね」