完全アウェーでも問題なし 難敵サウジ撃破の森保ジャパンに海外メディアも脱帽「まだギアを上げる余裕があった」
サムライの快進撃が止まらない。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第3節が10月10日に行われ、森保一監督率いる日本代表は敵地でのサウジアラビア戦に2-0で勝利した。これで日本は初戦から無失点での3連勝を達成している。 【動画】敵地のサポーターを黙らせた先制弾!三笘→守田→最後は鎌田 サウジアラビアから挙げたファインゴールを見る 日本は14分、右サイドの堂安律のパスから、相手PA内で三笘薫、守田英正がボールをつなぎ、最後はこの日、2列目で先発した鎌田大地が押し込み先制点を奪う。また、試合終盤の81分にはコーナーキックのチャンスから、途中出場の小川航基がヘディングシュートを決めリードを広げた。 サウジアラビアもサレム・アルダサウリの鋭いドリブルから日本のゴールを脅かすシーンもあったものの、守備陣の身体を張った守りや、鈴木彩艶のファインセーブなどもあり、選手全員が最後まで集中力を切らさない見事なパフォーマンスを披露。2-0のままタイムアップを迎え、敵地での対サウジアラビア全敗というジンクスも吹き飛ばした。 鮮やかに最終予選3連勝を飾った日本の戦いぶりは海外でも絶賛されている。米スポーツメディア『ESPN』では、この日の結果を受け、「3試合が終了した時点で、日本の8大会連続のW杯出場への挑戦は、ほとんど“順調そのもの”となっている」と報じた。 さらに、「中国とバーレーンに対する初戦の勝利は予想されていたものの、その2試合で合計12ゴールを叩き出したことは、日本の圧倒的な強さを示す初期の兆候であった。そして木曜日、紙の上ではおそらく最大の試練と見られていたサウジアラビアとの“強豪対決”においても、サムライブルーはほとんど危なげなく2-0で勝利を収めた」と分析。日本の完勝だったと評している。 同メディアは、敗れたサウジアラビアについて、「相手はモリヤス監督の冒険的な新システムである3-4-2-1に対して何も手立てがなかった」と振り返る一方で、日本の戦いぶりには、「まだ必要に応じて3段階、4段階目のギアを上げる余裕があった」「アジア最終予選の3試合で14ゴールを挙げている」と賛辞を並べた。 その上で同メディアは、「どれだけ強力であっても、予選全試合を完璧に勝ち抜くことは考えられない」と前置きしながら、「それでも現時点では、波乱が相次ぐアジア予選の中で確実に言えることが一つあるとすれば、それは“日本を止めるのは容易ではない”ということだ」として、日本のチーム力の高さを強調している。 今回の予選で最大のライバルとも目されたサウジアラビアも難なく撃破した森保ジャパン。先発、控え選手とも、それぞれが結果をのこすなど、まさに天井知らずの強さをみせつけている。10月15日、4連勝が懸かるホームでのオーストラリア戦への期待も膨らむばかりだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]