春巻きの皮を「生」で!お手軽&華やか北京ダック風【お米農家のヨメごはん】
こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・15歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載129回目。 【写真16枚】簡単&華やかな「北京ダック風」の作り方を写真で見る!毎年、青々と成長する“苗”に感動するこの時期の農作業風景も 今回は、GW期間中にちょっと華やかな気分になれる北京ダックもどきの一皿と、今が一番忙しい育苗についてお伝えしたいと思います。
春巻きの皮は「生」でも食べられる
北京ダック。その名前はよく耳にするけれど、一般の食卓では最も縁がない部類のお料理だろう。 ちょっと豪勢な中華料理屋さんで、もしかしたら一生に一度か二度か、それくらいしか食べる機会がないお料理だ。私にとっては。 実は30年ほど前、北京で北京ダックを食べた事がある。 本場で食べられる事を楽しみにしていたが、でてきたのはパリパリの薄い皮ではなく、肉の部分もしっかりついていてガッカリした思い出がある。 美味しかったし、よく考えたら食べごたえもあるし、それはそれで良かった気がする。本来は、そういうお料理なのかもしれない。 それ以来、食べる機会がなかった北京ダック。憧れの北京ダック。今回は、気軽に食べられるよう大幅にアレンジして作ってみる事にした。 まずはお肉。 鴨はハードルが高いので、手軽に用意できる鶏もも肉を使用。皮目はパリッとしっかり焼いて、北京ダックのパリッパリの皮を意識する。あとでタレと一緒にいただくので、味付けはシンプルに塩胡椒で。 あとは、野菜を千切りで用意するだけ。長ネギやキュウリがあると、なんとなく北京ダックの雰囲気になるような気がする。甜麺醤があればグッとそれに近い味になりそうだけれど、そんなものは我が家の冷蔵庫にはなかった。 ので、代わりにコチジャン。 それはそれで美味しかったけれど、もはや北京ダックからはかけ離れた一皿に(苦笑)。 でもそんな事は気にしない。実は今回の主役はこれ、春巻きの皮。袋から取り出してそのままの状態でいただく。 揚げたりして火を通さなくても大丈夫なの?と心配になるかもしれない。私も生で食べるだなんて、考えた事もなかった。 春巻きの皮は、シュウマイや餃子の皮と違い原材料を練った後に一度焼いてあるものが多いのだそう。だから生のまま、そのまま食べる事ができる(注:火を通すよう指示のある商品もあるので、袋の表示を確認ください)。 というわけで、安心して生のままお皿に広げる(1枚だと大きすぎるので半分にカットした)。鶏肉と野菜をたっぷりのせて、タレをかける。あとはクルクルと巻いて、そのまま手でパクッとかぶりつく。 鶏肉は焼かずに茹でた物でもいいし、コンビニやスーパーで調理されたものを買ってきてもいい。野菜も冷蔵庫にあるものでいい。タレも、甜麺醤やコチジャン、田楽味噌でもマヨネーズ&醤油でも、何でもいい。 好きなようにアレンジできるから、気軽に楽しめる。GWの食卓に、ちょっと華やかで、それでいてお手軽な北京ダック(とは全く違うけれど)風の一皿、是非お試しあれ。