春巻きの皮を「生」で!お手軽&華やか北京ダック風【お米農家のヨメごはん】
お米の「苗育て」。娘(高1)と一緒に奮闘中!
さて農作業の方は、育苗(いくびょう=苗を育てる作業)が忙しさのピークを迎えている。 種籾(たねもみ=稲の種)を小分けして(連載#127参照)、消毒した後に水に浸けたりお湯につけたりしてから種まきをする。 下の写真がその作業風景だが、とても種まきをしているように見えないかもしれない。広い場所とたくさんの人手が必要な、大がかりな作業だ。 ここでも娘のお手伝いが助かった。 苗箱(なえばこ)と呼ばれる長方形のプラスチックの箱に薄い紙を敷いて、機械にセットすると、ベルトコンベアで苗箱が流れていき、土→水→種→土と自動でまかれる。 苗箱を積み重ねた状態で暖かいビニールハウスの中で数日ほど置いておくと、芽が出てくる。最初はこんな、白いヒョロヒョロのモヤシのような状態。その苗箱を、ビニールハウス一面に1枚1枚並べていく。 そこそこ重い苗箱、腰をかがめての作業、しかもビニールハウスの中は暑い。なかなかの重労働だ。それも苦にせず、黙々と淡々と作業する娘。 我が子ながら偉いなぁ。 汚れるから嫌とか大変だからやりたくないとか、そういう事を厭わない性格のようだ。軟弱な様相の苗も、水やりと温度管理の下であっという間に青々と成長!この光景に毎年、感動する。 ビニールハウスの中は、日が出れば一気に温度が上昇、逆に雲に隠れると急降下する。 空と睨めっこ状態で気が抜けない日々。田植えが終わるまで、苗の管理は続きます!
濱田律子