“おとりの荷物”で逮捕者も…『置き配』普及で盗難や紛失等が年々増加 専門家が推奨する「アピール防犯」とは
一軒家の場合には、見える場所に置き配を何度もしていると「留守が多い家」と思われてしまうため、すぐに回収することが大切です。 梅本学長は、一軒家に固定された頑丈な宅配ボックス、集合住宅の通路に防犯カメラを設置、マンションに管理人を置くなど「防犯意識が高い住宅」と思わせ、犯罪者が近づきにくくする「アピール防犯」を勧めています。
また「声かけに勝る防犯なし」という言葉があり、近所同士など挨拶をするだけでも、犯罪が発生しにくくなるということです。
■運送会社に聞いた「盗難被害に遭った場合にすべきこと」
対策はいろいろな方法がありますが、それでも置き配を盗まれた場合について、東京都新宿区に本社を置く運送会社「ハコブ株式会社」に対応法を聞きました。
まずは「配送会社へ連絡」です。配送が完了しているか、置き配をしたときの状況などを確認します。 次に「警察に被害届を提出」します。周辺に監視カメラがある場合、警察を通してカメラの開示の請求をしてもらいます。 そして場合によっては、配送業者や出荷元で、補償を行っているところもあるそうです。配送業者や出荷元に事情を伝え、対応しているか確認し、補償可能であれば申請をしてくださいということです。 2024年4月19日放送