新浜レオン、初ツアー初日に”師匠”木梨憲武がサプライズ登場 「レオンの宿命は、紅白に決まること」と悲願へ背中押す
演歌歌手の新浜レオン(28)が21日、千葉県成田市の成田国際文化会館でファーストコンサートツアーの初日公演を開催した。「とんねるず」の木梨憲武(62)がプロデュースし、タレント所ジョージ(69)が作詞作曲した勝負曲「全てあげよう」を引っ提げて地元の千葉で開幕した初ツアー。アンコールでは新浜の深紅の衣装を着た”師匠”の木梨も駆けつけ、白い衣装の新浜と一緒に同曲をパフォーマンス。”紅白コンビ”でNHK紅白歌合戦への初出場を願掛けした。 2019年5月にシングル「離さない 離さない」でデビューを飾って約4年半。今年3月まで同世代の若手演歌歌手らとのプロジェクト「我ら演歌第7世代!」の一員として活躍した新浜が、ついに単独で全国を回る旅が始まった。 ツアータイトルにも冠した楽曲「全てあげよう」は今年3月27日に発売後、「オリコン」の週間演歌・歌謡ランキングで現在まで25週連続トップ10入りし自己最長記録を更新中。9月11日に「追撃盤」をリリースし、最新の同チャートで通算4度目の1位を獲得、再び上昇気流に乗った。 同曲ラストの見せ場である”ひざスラ(膝スライディング)”は、レコーディングの際に木梨の発案から生まれた。新浜はこれまで全国各地でのリリースイベントで披露してきたが、このツアーではステージ中央に長さ5.5メートルのスロープを特設。オープニングでいきなり同曲を披露し、これまで以上に豪快かつ順調な”滑り出し”となった。
母校・千葉英和高のかわいい後輩36人とコラボも
千葉英和高在学中は野球部の捕手として甲子園を目指していた新浜。「ひざスラは全然やったことないのに、なぜか最初からできた。キャッチャーは絶対に(ボールを)後ろにそらしてはいけないので、その(構えによる)経験が生きたのかな」と分析しながら「歌手になってからの自分の甲子園はNHKの紅白。来年、再来年じゃなくて今年必ず決めたい!」と力強く宣言した。 アンコール最後では、新浜の衣装を着た木梨がサプライズ登場し、ファン1100人が大歓声で迎えた。木梨はもともと入れていたゴルフの予定をキャンセルして駆けつけたといい、新浜に向けて「レオンの宿命は、紅白に決まること」と注文を付け、ファンに対しても「レオン応援団として全力で(CDを)何枚も買うように!」と呼びかけた。 新浜は「2024年はこの歌が勝負曲なんです!」と強調。木梨から「この曲で紅白頑張って!」と再度背中を押されると「必ず出ます!」と表情を引き締めていた。そして同曲を一緒に歌い、スロープの上から文字どおり木梨の”猛プッシュ”に乗った華麗なひざスラで締めくくった。 ○…新浜は、地元の千葉県白井市出身。成田市にある成田山新勝寺は、デビューイベントを行った場所で、初詣でもほぼ毎年訪れているといい「僕にとって成田が原点の場所。本当にこれ以上ないスタートが切れます」とさわやかな笑顔を振りまいた。この日は母校・千葉英和高のダンス部36人が駆けつけ、かわいい後輩たちと「捕まえて、今夜。」「ジェラシー~運命にKissをしよう~」をコラボレーションした。
中日スポーツ