【NHKマイルC】ゴンバデカーブースに初コンビ・モレイラも合格点!史上最少キャリア&最長間隔Vへいざ!
「NHKマイルC・G1」(5日、東京) 昨年のサウジアラビアRC以来、約7カ月ぶりの実戦となるゴンバデカーブースが2日、美浦坂路で最終リハ。新コンビを組むモレイラが騎乗し、併せ馬でしっかりと追われた。Vなら同レース史上最少キャリア優勝&前走からの最長間隔優勝となる一戦。2戦2勝の好素材が、ブランクを乗り越えて“3歳マイル王”の座を射止めるか。 メンバー唯一、木曜追いを選択したゴンバデカーブースは、朝一番に美浦坂路へ。“マジックマン”ことモレイラとの初合体に注目が集まった。 序盤は3頭併せの内めを追走。コーナーワークで徐々に加速すると、そこからはカナテープ(5歳3勝クラス)との2頭による追い比べに。手応え十分の僚馬とは対照的に、鞍上の手は終始動いていたが、しぶとく食らいついてフィニッシュ。この内容をどう見るか。名手のコメントが人気を左右する。 4F52秒5-37秒6-12秒3。引き揚げてきたモレイラは「アクションやフットワークはとても良く、スムーズな動き。ゴールまで余裕があったし、いい時計で上がってきた」と内容に及第点を与える。VTRで過去のレースもチェック済み。「ここまで強い相手にいい競馬をしてきている。楽しみにしています」と明るい表情を見せた。 ここに至る道程は平たんではなかった。昨年末のホープフルSを感冒のため出走取消。その後、喉頭蓋エントラップメントの手術を施し、皐月賞へ直行するプランを立てたが、放牧先で挫石したため白紙に。ローテを組み直し、マイルCを目標にして4月3日に帰厩。状態を見ながら、坂路とコースを併用して慎重に乗り込まれてきた。 最終追い切りを見届けた堀師は「爪に負荷がかかってもかばっていなかったし、走りのバランスも良くて、九分までは仕上がった」とコメント。調教後の馬体重は473キロ(サウジアラビアRC時は460キロ)。「太め感はなくて能力を出せる仕上がり」ならば、全力の走りが期待できる。無傷の3連勝&G1制覇へ向け、ゴーサインが出された。