NZマオリ伝統の「ハカ」6531人で披露 ギネス記録更新
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【9月30日 AFP】ニュージーランドで29日、ラグビーのオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)が試合前に披露することで有名な先住民マオリ(Maori)の民族舞踊「ハカ(Haka)」を6531人が一斉に演じ、一度の参加人数としてギネス世界記録(Guinness World Records)を更新した。 オークランド(Auckland)のラグビー競技場、イーデン・パーク(Eden Park)のフィールドに集まった老若男女は、足を踏み鳴らし、リズミカルな掛け声を上げてハカの一種、「カ・マテ(Ka Mate)」を披露した。 これまでのギネス記録は、2014年9月にフランス南西部ブリーブラガイヤルド(Brive-la-Gaillarde)で演じられた際の4028人だった。 記録更新に挑んだイベント主催者は、「国宝奪還」に喜びを表明。 責任者のマイケル・ミズラヒさんはAFPに、「単にフランスから記録を奪いたいというだけではなく、私たちの国宝が奪われていたようなものなので。それだけハカは、私たちニュージーランド人にとって非常に大きな意味を持つ」と話した。 カ・マテは、1820年ごろにマオリのナティ・トア(Ngati Toa)族の首長テ・ラウパラハ(Te Rauparaha)が、敵対部族の追撃を逃れることに成功した際につくられた。ニュージーランドの法律では、カ・マテを文化的に保護する役割はナティ・トア族にあると定められている。 映像は29日撮影・提供。(c)AFPBB News