元日の地震で小屋半壊も…クリスマスを前に輪島市で『七面鳥』の出荷が最盛期 被害乗り越え例年並み見込む
石川テレビ
クリスマスまで1週間を切りました。輪島市では元日の地震を乗り越えた 七面鳥の出荷が最盛期を迎えています。 七面鳥トリキリ甲高い声で一斉に鳴く七面鳥。輪島市門前町小山にある大村正博さんの小屋です。元日の地震で飼育小屋は半壊し、作業場も棚や道具が散乱していました。一度は廃業を考えたと言いますが…。 大村さん: 私の七面鳥によってお店はお客さんを呼んでお店は成り立つ。震災を乗り切った七面鳥なので、輪島を思ってもらえれば幸い およそ150羽の七面鳥がすべて無事だったことからなんとか事業を続けていきたいと話していた大村さん。あれからおよそ11カ月。作業場も仕事をできる状態に戻し地震前の忙しさが戻ってきました。しかし肉を卸していた能登の飲食店が地震後に閉店。出荷への影響が心配されましたが、取引のあった東京のレストラン5軒が例年以上に多く注文してくれたことから2024年も例年並みの2トンの出荷を見込んでいます。 大村さん: ひどい年やった、命あっただけよしとしておかげさんで35年の歴史で皆さん注文くるので幸せなクリスマス、正月を迎えられるように頑張って提供したい 震災を乗り越えた七面鳥。能登では輪島市の居酒屋「芽吹」で七面鳥ラーメンとして提供されるということです。七面鳥の出荷のピークは年内いっぱい続きます。
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