妻殺害事件 元長野県議の丸山大輔被告(50)の裁判員裁判 弁護側「被告は自宅に行っていない」無罪を主張する方針 争点は「被告が犯人かどうか」 10月16日から23日間の審理予定 判決は12月23日
自宅で妻を殺害したとして起訴された元長野県議会議員の裁判員裁判が10月16日から始まります。弁護側は「事件当日、被告は自宅に行っていない」と無罪を主張する方針で、被告が犯人かどうかという「犯人性」を争点に審理することになりました。 【画像】逮捕2カ月前「犯人に罰が当たれば」と話す丸山被告 殺人の罪で起訴されているのは塩尻市の元県議の丸山大輔被告50歳です。 起訴状によりますと、丸山被告は2021年9月、塩尻市の自宅兼酒蔵で妻の希美さん当時47歳の首を何らかの方法で圧迫し、殺害したとされています。 丸山被告は逮捕前から一貫して「当日は議員会館にいて現場には行っていない」と主張。 2023年12月から始まった裁判の争点を整理する「公判前整理手続き」でも弁護側は全面無罪を主張する方針を明らかにしていました。 丸山被告の担当弁護士(2023年12月): 「丸山さんは朝まで議員会館にいましたので」 (現場には行っていない?)「そうですね」 この事件では目撃情報が乏しく、起訴状などでも殺害を示す直接的な証拠が明らかにされていません。 ただ、これまでの捜査では被告の車が当日の深夜に自宅周辺まで移動していた様子を防犯カメラなどで確認したということで、検察側は裁判で「犯人は被告以外にいない」と立証するものとみられます。 双方の主張から10月16日から始まる裁判員裁判の争点は「犯人性」になりました。「被告が犯人かどうか」を審理します。 裁判では4つのテーマごとに検察・弁護側が主張するということです。 判決は12月23日で、23日間の審理の予定されています。
長野放送