【陸上】久保建英のいとこ・久保凛、田中希実に先着 女子800m全体トップで予選通過
<陸上:日本選手権>◇29日◇第3日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇女子800メートル予選 昨夏の全国高校総体(インターハイ)女王の久保凛(東大阪大敬愛高2年)が、女子1500メートル、5000メートルの2種目でパリオリンピック(五輪)代表に内定している田中希実(24=ニューバランス)に先着し、全体トップで決勝に進出した。 ともに予選3組に出場。スタートから飛び出した久保が、200メートル付近で2位以下を5メートル以上も引き離したが、後方を走っていた田中が300メートルすぎから猛追。残り1周で久保の後方にピタリとつけた。 残り100メートルで卜部蘭(積水化学)も追いついて最後は3人の争いになったが、久保は最後まで先頭を譲らずにトップでゴール。タイムも全体トップの2分3秒60の快走に「組1着でゴールするのは考えていたんですけど、少し余裕を持って全体1番でゴールできてよかった。(30日に決勝は)なかなか2分2秒台が出ないので、明日は2秒台を出したい」と久保。 憧れの田中との直接対決を制しての決勝進出については「憧れの選手より早くゴールできたのは自信になりました。こういう試合を大切にしていきたい」。 久保はサッカー日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダード)のいとこで、4月の金栗記念選抜中長距離大会に続き、憧れの存在に先着した。 2分4秒36で同組3着の田中も予選を通過した。