私の本当の名前は…古舘寛治が桐島聡を演じた映画「逃走」初映像、公開日も決定
「REVOLUTION+1」の足立正生が監督・脚本を担い、古舘寛治が主演を務めた映画「逃走」の公開日が3月15日に決定。あわせて初映像となる特報と、場面写真が解禁された。 【動画】「逃走」特報はこちら 新左翼過激派集団である東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバー・桐島聡をモデルとした本作。1975年に連続企業爆破事件の被疑者として全国に指名手配された彼は、逃亡から約49年後の2024年1月25日に病院へ搬送され、4日後の1月29日に死去。劇中では、死亡の直前に本名である“桐島聡”として死にたいと語ったという彼が、逃亡生活の中に見出そうとしたものと向き合うさまがつづられる。古舘が桐島を演じ、杉田雷麟が青年期の桐島役で出演。中村映里子、タモト清嵐、吉岡睦雄、松浦祐也、川瀬陽太、足立智充もキャストに名を連ねた。 特報は桐島による「私の本当の名前は…」というセリフから幕開け。彼が爆破事件のメンバーであった過去を振り返る姿や、“内田洋”という偽名を契約書に記す場面、「俺は1人で逃げ続けてみせるよ」と語る様子も収められた。 「逃走」は東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。撮影は足立と「断食芸人」以来9年ぶりのタッグとなる山崎裕、音楽は連続テレビ小説「あまちゃん」、「タロウのバカ」の大友良英が担当した。 ※古舘寛治の舘は舎に官が正式表記 ©「逃走」制作プロジェクト2025