輪軸不正、京王重機整備も改ざん 1786本、国交省立ち入りへ
京王電鉄のグループ会社「京王重機整備」は19日、京王電鉄や東京都交通局など37社から委託を受けている「輪軸」という列車部品の組み立て作業で、記録を改ざんする不正が31社、計1786本であったと明らかにした。国土交通省は鉄道事業法に基づき、京王電鉄と京王重機整備に20日にも立ち入り検査する。同様の不正はJR貨物や東京メトロでも発覚した。 京王重機整備によると、車軸に圧力をかけて車輪にはめる作業について、圧力が規定値を上回るか下回った際、数字を書き換えて委託元に納入していた。不正は少なくとも記録が残る2016年以降で確認された。データが無く不正の有無が不明なものも計587本あったとしている。