吉川愛、『降り積もれ孤独な死よ』花音役は「毎日不安に駆られている」 難役への挑戦を語る
ーー吉川さんは1月期の『マルス -ゼロの革命-』、4月期の『街並み照らすヤツら』に続いて、3クール続けての連続ドラマ出演となります。 吉川:本当にありがたいです。忙しそうに思われているようなのですが、実はお休みもしっかりいただいていて(笑)。 ーーちゃんと休めてはいるんですね。 吉川:はい。でも、ドラマにたくさん出させていただいているおかげで、知っていただく機会はとても増えたと思います。先日温泉に行ったのですが、お母さん世代の方から話しかけていただきました。これまでは若い女性の方から声をかけていただくことが多かったのですが、上の世代の方だったり、男性の方からも声をかけていただくことが最近は増えていて。それだけいろんな方の目に留まることができているんだなと思うと、とても嬉しいですし、ありがたいです。 ーー芸歴は20年を超えましたね。 吉川:頑丈に成長しました(笑)。こういう人生になるとは自分自身もまったく想像していなくて。今後もこういう生活を送れたらいいなとは思いつつ、どうなっていくのかわからないところが逆に楽しみでもあります。 ーー今年25歳を迎えますが、『降り積もれ孤独な死よ』の花音のように今後演じる役の幅も広がっていきそうですね。 吉川:少し前までは高校生の役をいただくことが多かったのですが、役の年齢の幅も広くなってきて嬉しいなと感じています。ただ、自分の制服姿と現役の高校生の制服姿を比べると、「少し違和感……?」と思ってしまって、落ち込んだりもします(笑)。 ーー逆に年齢を重ねないとできない役もありそうです。 吉川:そうですね。日常ではできないことを経験できるのがこのお仕事の魅力のひとつだと思います。悪い子かと思いきや実は良い子、という役を演じる機会が多かったので、いつか救いようのない、猟奇的な役にも挑戦してみたいなと思います。
池村隆司