吉川愛、『降り積もれ孤独な死よ』花音役は「毎日不安に駆られている」 難役への挑戦を語る
毎話降り積もる新たな謎が視聴者を魅了している、成田凌主演の読売テレビ・日本テレビ系日曜ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』。物語の鍵を握る蓮水花音を演じているのは、『マルス -ゼロの革命-』(テレビ朝日系)、『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)に続いて3クール連続の連ドラレギュラー出演となる吉川愛だ。過去にないほど不安が大きかったという花音の役作りについて語ってもらった。 【写真】吉川愛の撮り下ろしカット ーー『降り積もれ孤独な死よ』の撮影の手応えはいかがですか? 吉川愛(以下、吉川):実は不安が大きくて。撮影後に映像を観て、「もっとこうしたらよかったな」と思うことがあったり、自分の中では結構反省点も多いです。今回の花音という役を演じることに対しては、不安な気持ちになってしまいがちです。 ーー吉川さんはこれまで数々の作品に出演されていますが、そういう気持ちを抱くのは珍しいことなんですか? 吉川:そうですね。いつもは、現場で演じていく中でさらっと入ってきたり、自分でもその作品の中で役として生きられているなと思える瞬間も多いのですが、今回は毎日不安に駆られています。それがプレッシャーにも繋がっているので、毎日ドキドキしながら撮影に臨んでいます。 ーーそれほど花音は難しい役柄ということですよね。 吉川:今作は撮影に入る前から不安が大きかったです。お話をいただいてから原作を読んだのですが、花音がとても面白いキャラクターで。私自身も魅了されるような女の子だったので、原作の花音の雰囲気を全部出したいと思うと、自分でできるのか不安になってしまって。 ーーめちゃくちゃハマり役だと思いますけどね。 吉川:観てくださっている方にそう思ってもらえると安心します。監督やスタッフさんからも褒めていただくことがあるので、その言葉に救われています。 ーー今回は原作漫画をかなり意識した花音になっているということですね。 吉川:その点はとても深く考えています。原作がある作品を任せていただくときは、原作に近づけることはもちろん、プラスアルファで私ならではの良さを出せたらいいなと考えています。ただ今作は、花音があまりに魅力的だったので、とにかく原作の花音に寄せられたらいいなと思っていて。なので撮影に入っても、よく原作漫画を読み返しています。「このシーン原作ではどうなっていたかな?」とか「このシーンでは意外と笑っているんだ」とか。原作の花音が本当に素敵なので、近づけていたら嬉しいです。 ーー主人公・冴木仁役の成田凌さんとは意外にも初共演だそうですね。 吉川:成田さんはとても面白い方で。独特な空気感を持っていらっしゃって、掴めそうで掴めない方だなと思っています(笑)。ご一緒するまでは、あまりお話されるようなタイプではないのかなと思っていたのですが、成田さんから積極的に話しかけてくださるおかげで、私も気兼ねなく話せるようになりました。さすが座長だなと思います。