清水の主将・北川航也は実質2試合の出場停止に…栃木戦で一発退場、本来3試合も来季繰り越しなし
Jリーグは29日、2024明治安田J2リーグ第36節の栃木SC戦で退場処分を受けた清水エスパルスに所属するFW北川航也の処分内容を発表した。 【ハイライト動画】清水が3年ぶりのJ1復帰を決める! 清水は27日、『カンセキスタジアムとちぎ』にて栃木と対戦。50分にDF住吉ジェラニレショーンがセットプレーから奪ったゴールが決勝弾となり、4試合ぶりの白星を掴んだことで、3シーズンぶりとなるJ1リーグ復帰を決めていた。 しかしながら、同試合の83分、腕章を巻く清水の背番号23が“アクシデント”を起こす。敵陣左サイドでルーズボールを拾おうとした際、栃木MF森俊貴のスライディングタックルを喰らうと、倒れ込んだ後に足裏で森の肩の辺りを蹴り付ける。報復行為によるレッドカードが提示され、清水はアディショナルタイムの8分間も含めたおよそ15分ほど、10人での戦いを強いられていた。 キャプテンの退場というアクシデントを乗り越え、リードを守り切った清水は、1-0で栃木に勝利。J1自動昇格を決めていた。試合後、北川は自身の公式Instagram(@koya_kitagawa_23)を通して、「昇格できました!皆さんありがとうございます」とチームの昇格を喜んだ一方で、「ただ、自分のしてしまった行為は許されるものではなく、みんなに迷惑かけてしまい本当に申し訳なく思っています」と謝罪の言葉を投稿。「改めてこのチームで、このメンバーで戦えて誇りに思います。残りの試合も応援よろしくお願いします」と呼びかけていた。 栃木戦の2日後、Jリーグは規律委員会における北川の処分内容を発表。3試合の出場停止と15万円の罰金が科された。Jリーグはこの処分理由について、「両選手ともに倒れている状態で、相手競技者の右肩に対して左足で過剰な力を用いて蹴った行為は、『選手等に対する暴行(肘打ち、パンチ、蹴り、噛みつき、唾を吐きかける又は殴打する等)』に相当すると判断、3試合の出場停止処分と罰金(15万円)とする」と説明している。 この処分に伴い、北川は残る2024明治安田J2リーグの2試合、11月3日に控えたいわきFC戦、10日に控えたロアッソ熊本戦に出場することはできない。一方で、出場停止は3試合となっているものの、「同大会の全日程が11月10日を以て終了すること、出場停止処分の対象となる同レベルの大会がないこと、また停止処分となる対象試合が1試合で翌シーズンへ繰り越さないことから、同選手の出場停止試合は2試合とする」と明かされており、実質的に2試合の出場停止が決定。来季のJ1リーグ開幕戦には、出場が可能となる。
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