センバツ2024 田辺 疲れても、勉学しっかり 塾通いの野球部員ら /和歌山
英文が書かれた紙をノートに貼り付け、板書を書き写す。センバツに出場する田辺の近くにある「学習塾UPカレッジ」(田辺市神子浜2)では、同校野球部の選手6人が練習後に通い、文武両道を目指して、眠い目をこすりながら英語の勉強をしている=写真。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 県内屈指の進学校である同校では難関大への進学者も多く、多くの生徒が勉強と部活動の両立に励む。大学進学を見据え、野球部でも全選手の半数以上が塾に通っている。 この塾では野球部を含む部活生のために、午後8時40分~10時半のクラスを用意している。「疲れてるなあ」「今日は元気やな」など、選手たちの様子を日々見つめている塾長の町田公近(きみちか)さん(53)は「練習で疲れているのに真剣に授業を受けている。すごいと思います」と感心している。 岡本和樹選手(2年)は「英語があまり得意ではないので通っている。眠たい時もあるけど、国立大の理系に進みたいので勉強も頑張りたい」と話していた。【橋本陵汰】