6年ぶりのイブ決戦! シーズン大一番で“余力残す”第90代ダービー馬・タスティエーラが主役を張る!【有馬記念】
他に押さえておきたいのが実績馬。今年の皐月賞馬であるソールオリエンスと、昨年のダービー馬であるドウデュースの2頭に注目だ。 ソールオリエンスは皐月賞を勝ったあと、日本ダービーではわずかクビ差で2着となった。秋はセントライト記念(GⅡ)で不利を受けながらの2着となり、続く菊花賞では勝ち馬ドゥレッツァにちぎられたものの、3着に粘り込む地力を示した。 血統面に目を向けると、父は17年の勝ち馬キタサンブラック。新コンビとなる川田将雅騎手は、先週の朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)をジャンタルマンタルで制し、勢いに乗っているのも魅力的だ。22日時点で、騎手リーディング2位につける同騎手の手綱さばきに期待がかかる。 先週、怪我から復帰するなりエコロヴァルツをGⅠ2着に導くなど、相変わらずの名人ぶりを発揮している武豊騎手。彼が「ドウデュースで、有馬記念へ」との目標を胸に、辛いリハビリをやり抜いたと聞くほど、第89代ダービー馬と厚い信頼関係を築いている。 ドウデュースは今春のドバイ遠征を跛行で取り消してから、らしくない競馬が続いているため本稿での評価は下げたが、日本が誇るレジェンドジョッキーが同馬をどのようにエスコートするのか。間違いなく、大きな焦点である。 最後に有馬記念を「ラストラン」として選んだGⅠ3勝馬のタイトルホルダーは単騎逃げの可能性も秘めており、レース展開を含めて楽しみな部分がある。 6年ぶりの開催となるクリスマスイブ決戦。頂点に立つのは、はたして――。 取材・文●三好達彦
【関連記事】
- 「現代の日本競馬を彩る偉大さを証明」イクイノックスの別次元な強さに反響止まず! 海外メディアは剛腕の冷静沈着さに賛辞!
- ”最強のまま引退”イクイノックスに海外競馬も反応! 豪州の名ジョッキーは最大級の労い「フランケル、フライトラインと並び立つ!」
- 電撃引退したイクイノックスの華麗なキャリアを海外記者が回顧! 「誰もが羨望の眼差しを向けた」と断言した最高の瞬間とは?
- イクイノックスの”電撃引退”に衝撃の声が続々! 早期種牡馬入りに賛否両論「4歳引退は早すぎ!」「陣営の気持ちも分かる」
- 「イクイノックスは異常だ!」別次元の強さでGⅠ6連勝を飾った“現役最強馬”に海外メディア脱帽! 「信じられないスーパーホース」【ジャパンカップ】