2024年、どんな仕事でもやる気を出すための方法4つ
世界のどの文化圏でも、たいていはカレンダーに自分を振り返るための期間が組み込まれています。 過去を振り返って、現状がどうなっているのかを見極め、将来どこを変えたいのかを考えるのが当然のことになる時期が一年のどこかにあるものです。 欧米の文化圏では新年を迎える頃がこの時期にあたり、過去12カ月を振り返って、自分の人生についてどう感じているのかじっくり考え、これからの1年に対する抱負を立てないといけない雰囲気になります。 もちろん、「新年には新しい自分」という考えは馬鹿にされることがあります。新年の抱負を覚えていられるのは、たいてい3~6週間に過ぎず、その後はそれまで通りの自分に戻ってしまうからです。 複雑な変化を必要とするゴールを達成するうえで、どうすればより効果的になれるか本を一冊書いていますが、ここでは2024年にどうすれば仕事との関係を再活性化できるかという点に絞ってお話したいと思います。 一日ごとにモチベーションが低下してゆくのを感じるのは辛いことでしょう。どんな仕事をしていても、うまくいく時期とうまくいかない時期があるものです。 何が待っているのかとワクワクしながら出勤した日々も、霧の中を這いずるようになんとか耐えていた日々も思い出すことができるのではないでしょうか。
大局観をもつ
一年を振り返ることの良い点は、それまでに起こったことをより一般化して考えられる点です。 空間的でも時間的でも距離を取るほど、より抽象的に考えられるようになることを多くの調査が示しています。抽象化を行なうと、浮き沈みを平均化して考え傾向をとらえやすくなります。 全体的に考えて、仕事にワクワクしなくなっていると気づいたらどうすればよいのでしょうか?(辞めることは選択肢にない場合です) 長い時間軸を取ることで抽象化はできますが、うまくいかないのはこの点なのです。仕事により精力的に取り組むぞと決意はできるかもしれませんが、実際どうすればよいのでしょうか。