DeNAのCS進出が決定、下剋上のキーマンは? 解説陣の意見は三者三様、真中氏「僕は先発投手なんですよね…」
◆ 野手では大矢氏が佐野、館山氏は戸柱を指名 3位・DeNAは優勝を決めている巨人に2-4で敗戦。それでも、3ゲーム差だった4位・広島がヤクルトに敗れたため、3年連続となるCS進出が決まった。 9月14日以来の先発となった石田裕太郎は、3回に本塁打を含む4安打を集中され一挙3失点。6回は一死から不運な三塁打を許したあと8番・門脇誠に右前適時打を浴び、6回96球、10安打4失点の内容で3敗目(4勝)を喫した。 打線は苦手にしている巨人先発・山﨑伊織の前に5回まで無得点。6回に4番のタイラー・オースティンの25号ソロ、7回は代打・筒香嘉智の犠飛で1点ずつ返したものの、反撃は2点止まりで連勝は「2」で止まった。 それでも3年連続のCS進出が決まり、12日からのCSファーストステージ(甲子園)では2位の阪神と対戦。2日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、“下克上へのキーマン”を巡り白熱の議論が展開された。 まず、投手陣のキーマンとして大矢明彦氏が挙げたのはエースの東克樹。「東で勝たないと厳しいと思う。ちょっと疲れはありましたけど、今度のタイガース戦までには調整できると思う」と私見を述べた。これに対し館山昌平氏は、「阪神戦に強いということで、東投手に次ぐジャクソン投手がキーになってくるんじゃないかと思います。白星はそれほど重ねていないが、6試合投げて防御率2.10というのは、試合の運び方という意味でジャクソン投手のペース」と新助っ人をキーマンに指名した。 野手では大矢氏が「3番に入っている佐野が上手くつなぐと得点になる」との理由で、佐野恵太をキーマンに選出。館山氏は「山本捕手に代わってマスクを被ることが多くなり勝ち星を重ねている。投手の継投を含め、ある程度チームを掌握している感じがする」と、山本祐大の骨折離脱後、存在感を示している戸柱恭孝を指名した。 最後に意見を求められた真中満氏は「僕は先発投手なんですよね」と意見。「東、ジャクソンはもちろんだが、吉野とかケイあたりが、しっかりゲームを作っていくといい勝負になる。いまDeNAの中継ぎ陣は、そこまで状態が良くない。いかに先発陣がしっかりゲームを作れるかがポイントかなと思う」と、ファーストステージでもつれた場合の第3戦、さらにその先のファイナルステージを見据え、現状では目途が立てづらくなっている、先発の3番手以降が重要になるとの見立てを示した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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