「過剰なストレスでパニック発作に…」ベルギー代表レジェンドが代表引退の理由を明かす
アントワープDFトビー・アルデルヴェイレルトは、ベルギー代表から引退した理由を明かした。 ベルギー代表の順位は?FIFAランキング最新版 これまでアヤックスやアトレティコ・マドリー、トッテナムなどで活躍してきたアルデルヴェイレルト。2009年にベルギー代表デビューを果たすと、エデン・アザールやロメル・ルカク、ケヴィン・デ・ブライネらと共に“黄金世代”の一員として、3度のワールドカップや2度のEUROに出場。DFラインの要として、長らくFIFAランキング1位に君臨したチームで127キャップを記録してきた。しかし、2022年ワールドカップ後の翌年3月にベルギー代表からの引退を発表している。 そんな35歳DFはベルギー『VRT』に対し、代表チームを去った理由を明かしている。 「ユニオン・サン=ジロワーズに敗れたカップ戦の後、腹を立てていたし、フラストレーションがたまっていた。その夜は眠ることができず、トレーニングするため朝早くクラブの施設に行った。コーヒーは好きじゃないから、家を出る前にカフェインタブレットを摂取したよ」 「でも車に乗ったとき、心臓が突然1時間に1000回ぐらいの速さで鼓動を打ち始めたんだ。『心臓発作だ。もう子供たちに会えないかもしれない』と思ったよ。車を止めて家具屋に入り、救急車を呼べるか聞いた。ストレスが心臓の鼓動を速くさせたんだ。パニックを起こして、さらに心臓の鼓動が速くなった。自分が自分をおかしくさせてしまう。そして、ある時点になれば心臓発作を起こして死んでしまうんだと思う」 「多くの検査を受けたけど、すべて問題なかった。それから、過剰なストレスによるものだと言われた。純粋にパニックアタックだ。今でもときどきこのような症状は起きるけど、なんともないとわかっているし、受け入れることはできる。でもこうしたことがあったから、僕は代表チームから引退したんだ。5度の主要大会に出場できたし、最高の時間を過ごせた。良いチャプターを閉じることができたよ」