岡山市御津地区の川や井戸水からも有害性指摘「PFAS」検出 市は井戸所有者に”飲用控えて”【岡山】
岡山放送
岡山市北区御津地区を流れる旭川支流の三谷川で有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASが国の暫定指針値を超えて検出された問題です。岡山市は11月19日、周辺の別の川や井戸水からも指針値を超えるPFASが検出されたと発表しました。 10月、岡山市が行った水質調査で明らかになったものです。これまでの調査では岡山市北区御津地区を流れる三谷川で最大で国の暫定指針値の2.6倍にあたるPFASが検出されていました。今回の調査では周辺の石原川で最大で国の指針値の6.4倍が、間瀬川では最大で指針値の2倍のPFASが検出されました。 市によりますと、市内全域の水道水に影響はなく、今のところ健康被害の報告はないということです。 また、周辺の井戸水では調査した8地点全てで指針値を超えたPFASが検出され、市は井戸の所有者に飲むことを控えるよう呼びかけています。 市は周辺の事業者に聞き取りなどを行いましたが、原因の特定につながる情報はなかったとして引き続き範囲を広げて調査を進めたいとしています。
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