【大人のブラ選び】に「ソフトワイヤー」という選択肢を!キツくないのに“体型崩れ”を支えてくれる
母親が「バストを計る」体験を娘にプレゼントしてあげて
さらに桶川さんのお話で興味深かったのが、今の若い人たち(10代~大学生くらい)にブラジャーのサイズを聞くと「S、M、L」で答える人が多いとのこと。普段、カップ付きキャミソールを使用することが多く、そもそも「A、B、C」といったカップサイズ自体を知らないという背景があるようです。 「ブラジャーには本来カップがありますが、洋服のようにS、M、Lといったサイズでしか選んだことがないという若い女性が増えている印象です。友達同士で下着に関して話すことも少なく、ネットで調べる人も多いようですね。 特にブラジャーに関しては、初めに教えてくれるのは自分の母親であることが多く、母親が持っている知識がそのまま娘に伝わります。このように下着が多様化している時代だからこそ、“自分の胸を計る”という体験を、母親が最初に教えてあげることを各家庭で大切にしてもらえたらいいなと思っています」 さらに「勝負下着」という言葉も、今は死語になりつつあるそう。下着は誰かに見せるためのものではなく、まさに女性が自分のために選ぶ時代なのですね。 桶川さんの話を聞いて、大人の女性こそ、下着って自分と見つめ合う時間をくれるものだと改めて感じました。仕事に、家事に、育児に忙しい毎日で、ラクチンなノンワイヤー一択になっていて、下着に選択肢があることすら忘れていたことに気付かされた発表会でした。 普段、人には見えない部分だからこそ、自分のために手をかけてあげたい。それだけで気分が上がって、毎日が楽しくなる。まずは新年に向けて、下着の見直しをしてみようと思います。
岸綾香